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アジャスタブルリーマーの刃研ぎ

フレームを溶接してシートピラーを挿入するシートチューブの
内径をアジャスタブルリーマーでサラエて径を合わせます。

使っているものが全く切れなくなりました。
刃を油砥石で研いで使っていますが、切れが悪く力が
いります。

刃はハマグリ刃のアールが付いているので、うまく研げません。
この際、ダメもとで粗い砥石で水研ぎし始めました。
刃を指で掴んで研いでみますが、全く研げません。

6枚の刃が高さが変わると使い物にならなくなると思い
指で掴んでやるのは力が入らないし疲れます。
そこで簡単な掴む治具を木片にフライスで溝を切って
作りました。

この際、ダメになったら新しいものを買おうと、
グラインダーで荒砥しました。
#400のペーパーでも新品はよく切れます。
高さが変わらない様に十分気を付けて研ぎました。

このベルトグラインダーは正転、逆転出来るように
改造しています。
今回は逆転での使い勝手が良かったです。

その後、水研ぎして組付けてリーマーかけました。
力いらずで満足行く切れ味になりました。

このリーマーハンドルは30年以上前に自作したものを
使い続けています。
ハンドルは昔のMTBストレートフォーク足です。

バイスのメンテ

自転車を整備したり、分解したり、組み立てる部屋の
回転バイスのの回転がスムーズに動かなくなりました。

このバイスは約15年ぐらい使っていますが、
以前にも同じものを使っていたので、
サラリーマンのころ自宅のガレージで使い始めてから
40年ぐらいになります。

しかし、一度も分解したことがありませんでした。
今までにバイスはたくさんの種類の物を分解メンテ
してきました。

今回も安易に分解し始めたのですが、今までにない
構造の物です。そう大した構造でもないのですが、
スプリングが縮めてピンが刺してあります。

このピン抜くのは簡単だが、入れるの大変だろうと
思い、ネットで分解メンテ例を探しました。
一例出てきましたが、何の苦労もしていないように
書かれていました。

まあいいかと分解し始めましたが、回転軸を逆に回しても
外れない、奥のテーパーピンを抜いても外れない、
手前のスプリングを押えているピンも抜いても
外れない、いろいろやっていたら外れた?
分けわからない!!!

ベースの回転台も外して洗浄しました。

今度は組立時に心配していたバネを縮めなければ
ピンは挿入出来ない!!!
工具が入らない、、、クランプでバネ縮めようとすると
座金がこじて動かない、ドライバーで下方を押しながら
クランプ縮めて何とかピンを挿入出来ました。

組立も完了してスムーズに動くようになりました。
同じバイスがもう一台15年ぐらいメンテしていないものが
あるので格闘しなければなりません。

アンビル台

今までアンビルは台車にかさ上げの木材を置いて
その上に置いていました。

別の部屋でカバーをかぶせていたので、
ちょっと使う時には引っ張り出して、カバーを
外して使う、また使い終わったらカバーをかけて
直すという使い方をしていました。

ちょっと使いたい時もちょうちょしていました。

いろんな修理をする時に作業場に常設した
アンビル台が欲しくてどのようなものにするか
数年考えていました。

やっと考えをまとめて作りました。
と行っても図面を書いて鈑金屋さんで作って
もらったのですが。

作業場に常設しているので、頻繁に使う
様になりました。
思っていた以上に役立っています。
もっと早く作れば良かった。

旋盤の物置

旋盤を使う時、良く使うものを近くに置いておきたい
のですが、物置がないので不便です。

リニアスケールのモニター台も兼ねた物置を作りました。
大変使い勝手が良いです。

マキタ充電式ポールヘッジトリマの修理

マキタ充電式ポールヘッジトリマをもらいました。
しかし、スイッチを入れても全く動きません。
スイッチを入れると カチッ と音がするが
動かないと言う事は電気的な故障ではなく、
機械的な作動部分だと思い、分解してみました。

作動部分に水分が入り錆付いていました。
構造が全く分からず、やみくもに部品をバラシて
行きましたが、固着しているので1体なのか
別体なのか分からない状態でした。

構造を考えながらパーツを外して行き、何とか
構造が把握出来ました。
パーツを洗浄して組み直しましたが、ベアリングは
錆で動かなくなっていました。

パーツリストを取り寄せてベアリングを注文して
組み直しました。

スムーズに動くようになりました。

メンテスタンドの改造

弊社オリジナルのメンテスタンドをスルーアクスル&QRの
両方で使える様に改造しました。

QR仕様のFフォークを固定する時は、この状態で
使用します。

スルーアクスルのFフォークを固定する時は、内部の
軸を外して固定します。

QR仕様のリヤエンド(130mm)で使用する場合はこの状態で
固定します。

スルーアクスルのリヤエンドを固定しする時は、M10の
ハブ軸にアルミ小物でM10のネジを切っているものを
ねじ込み 142mmにしてロングのQRで固定します。

車載スタンド改造

車載スタンドをステップワゴン用からNVAN用に作り替えました。
作り替えに伴ってスルーアクスルとQRの両方を使える
様に改造もしました。

まずベース板はモーフを挟んでNVANの巾にぴったりに
作り替えました。

Fフォーク固定治具は、QRとスルーアクスルの両方で使えるように
しました。
スルーアクスルを固定する場合は中央の軸を外して使います。


F車輪もQRとスルーアクスルの両方使える様にしました。
スルーアクスルで使う場合は、Fフォークを固定する時に
外したφ12の軸をFホイールに入れて、QRで固定します。

Tigホース交換とトーチスイッチを交換

Tigホース交換とトーチスイッチを交換しました。
いつも使う範囲で短かく不便だと思っていました。
使っていたのがウェルドクラフトで3.8mでした。
それより長いものが7.6mです。

ウェルドクラフトで5mのものをオーダーして作ってもらいました。
価格は何と、以前に3.8mを買った価格の3倍以上でした。

長い間使っていたホースは丈夫に作られていて長い間
何も起こらず使い続けていました。
数年前に柔らかい3.8mの物を買って使っていました。

しかし、柔らかいものを使ってみたら、硬いものは使えません。
当然今回買ったものは柔らかい物です。

長年使っていたスイッチが使いつらくなっていました。
30年ぐらい使い続けてスイッチもスイッチカバーも
かなり痛んでしまいました。

ついでに長年使っていたスイッチも交換しました。
今まで使っていたものは、ウェルドクラフトでしたが、
今回はPanasonicです。
押しが軽く押しているつもりがないのにスイッチが入ってしまう
事があります。
スイッチコードは自分で適当な電線を半田で繋ぎ延長しました。

私は、3台あるTig溶接機全てこのボタン式スイッチを使っています。

ホースカバーは長いものを買って改造しました。

洗浄装置の故障

いつも使っているパーツの洗浄装置が動かなくなった。

長い間メンテしていなかったのでどこかで不具合が
出来たのでしょう。

しかし、何処が悪くなっているのか特定し難い。
とりあえずタンク(ペール缶)の中から吸いだしている
ホースの先に付けているフィルターを確認すると
完全に目つまりを起こしている。

洗浄して試してみるが全く洗浄液は出て来ない。

次にポンプをバラシて洗浄しました。
浄液は灯油を使っています。
このポンプは知り合いの塗装屋さんから古いものを頂いた
塗料を送り出す耐火ポンプです。

組立て、試すと洗浄液は流れ出て来るように
なりました。
自分で作った装置ですが、メンテナンスがやり難い。

ペタルの調整レンチ作成

ルノーMACH9に付いていたペタルは、左右で約270gと
結構軽く、仕上げもそれなりに綺麗です。

しかしそのまま使うには回転があまりにも硬くて
虫食いがおきそうで、調整しようとしました。

ところが構造が昔からあるペタルの様に耳付き座金が
入っておらず調整には専用のレンチが必要です。

しかし、玉押しが対辺12mm固定ナットが10mmというもので、
シマノから販売されているレンチ13*10の物は使えません。
仕方なく作ろうと採寸しましたが、かなり作るのが難儀そうです。

まず、12mmのボックスレンチを焼きなまし、旋盤で先端の
12mmを使う寸法のみ残して、10mmのボックスが入るように、

尚、外径もボディーの内径に合わせて加工しました。
次に12mmのボックスレンチに柄を付け、先端の対辺12mm
の部分を焼き入れして完成です。

ペタルの回転を調整したら、かなりスムーズで工具を
作った甲斐がありました。