Category Archives: サイクリング・レース・エクササイズ

長崎西海トライアスロン2017

「連続出場が途切れるのは残念でしたが、これからずっと続けるために手術を決心しました。来年は必ず復帰します!」

昨年、出場はできないまでも観戦に行ったとき、思いがけず閉会式で機会をいただけて話した内容である。

先月の上五島大会ではメンバーにも恵まれ、リレーの部で優勝することができたが、
その後は仕事の忙しさや家庭の事情から練習できない日々が続いた。
なかなか調子が上がらない…いや、むしろ下降線になってしまっていた。
満足に走れないくらいなら、今年はあきらめたほうが良いのではないか?…そんな思いまでが頭をよぎる。
楽しみにしていたはずのレースなのに…二年振りのトライアスロンということで、
これまで当たり前のように完走できていた自分とのギャップが、
いつのまにか大きな不安となって心の中に居座ってしまっていた。

スタート前…いつも以上に入念なウォーミングアップを行う。宿からの移動を含めて、バイクは少し長めに乗った。
スイムは7時50分からの10分間しかなかったが、ウエットスーツを着ずに時間いっぱいまで泳ぐ。
一番不安があったランも、感覚を確かめながら、時には裸足でも走ってみた。
普段あまりしないストレッチも時間をかけてやってみる。

以前と違って、体の芯に灯が入るまでには時間がかかるようになってしまったが、これが今ここでの現実なのである。
「こんなはずじゃない」と否定しても現実は変わらない。素直に受け入れて、目の前のレースに集中することにした。

9時に第1ウェーブがスタートする。久しぶりのスイムバトルである。
まず第一の不安だったが、思ったよりスムースに位置取りをすることができた。
練習不足で調子が上がらず、あまり負荷をかけた練習ができなかったので、まずはリズムを作ることに努めた。

沖合いに出る寸前にあるブイを回って折り返し、スタートのほうまで戻っていく。
ここでコースロープがいったん途切れ、それまでとは逆の、左側にあるコースロープに沿うように泳ぐ。
ここで早くも2分後にスタートした女子選手が追い抜いていく。
いつもより早い時点だが、自分も遅いので当然である。

漁港内を右へ左へターンしながらスタート地点まで戻るのだが、ここでゲストアスリートである道端カレンさんが追い抜いていった。
自分は相当遅いのか??と一瞬焦ったが、それに加えて彼女もかなり実力をつけている(昨年は一般女子1位)ので当然である。

気を取り直して、周回チェックのためのポンツーンに上陸し、タイムを確認する。
13分45秒…いつもより1分30秒近く遅いが、あまり消耗は感じなかった。
それなりにリズムも作れているので、それを崩さないように2周目に入る。

2周目に入ると、後からスタートした学生選手が追い抜いていく。
同じウェーブの選手が少なくなって泳ぎやすくなってきたところで、また小さなバトルに巻き込まれた。
それも少しの間だけだったので、何とかやり過ごして自分のペースを作る。
時折、ペースのあう選手についていきながら泳いだおかげで、心配されたペースダウンはなさそうだった。

2周目を終えてポンツーンに上陸し、タイムを確認する。
27分15秒…1周目よりわずかだが速い。スタートとの違いを考えるとペースはほぼイーブンである。
少しほっとしながら、ポンツーンからゆっくりと飛び込んだ。

3周目に入ってしばらくすると、やたらと水飛沫が激しい箇所に入る。
「また後から学生選手が来たのかな?」
そう思ったが、その気配はない…実は、雨が激しく降り始めたのである。
泳いでいるので雨は関係ないのだが、そのままバイクに移ると思うと少し憂鬱になった。

スイムの3周目は、ブイを回らずに岸壁にある階段から上陸する。
海草で滑らないように注意しながら階段を上り、タイムをチェックする。
33分ちょい…やはりペースはイーブンで、想定していた35分より少し速いくらいだ。
岸壁の上の遊歩道を少し走って、バイクトランジッションの入り口ゲートにある計測ポイントをくぐったときがスイムのラップとなる。
タイムは33分49秒(61位)だった。

自分のバイクラックの前でウエットスーツを脱ぐ。
久しぶりなのと、ウエットスーツ自体が相当古くなっていたのとで、なかなか脱げない。
ふくらはぎで手間取ってしまい、バランスを崩して危うく転びそうになった。
なんとか踏ん張ってから、今度は落ち着いて足首を丁寧に抜いて、やっと脱ぐことができた。

スイム終盤から降り出した雨は、段々と激しさを増してきた。
タイヤの水跳ねをまともに受けながらバイクスタートする。
サングラスが邪魔になるかとも思ったが、曇ることもなく雨粒よけになってくれていた。
スイム後のバイクも当然久しぶりなので、序盤はいつもより1枚軽いギアから走り始める。

徳万海岸前の上りは無理にダンシングで踏まず、軽めのギアでギリギリまでシッティングで耐えた。
スイムがここ数年来の遅さだったせいか、久しぶりに昔のようにバイク序盤で多くの選手を捉えることができる。
しかし、そこからが続かない…これまでより抜かれることも多くなっていた。
ただ、「こんなはずでは…」という気持ちはなく、ひたすらペースを守ることを考えて走る。

塔ノ尾の上りに入ると、また多くの選手が目の前に見えてくる。
調子がイマイチといえども、上りに入って他の選手が弱っているとなれば別である。
ここぞとばかりに前の選手を捉えることができた。
スイムで抜いていった道端カレンさんもその中にいる。
ずいぶん離されているかと思ったら、意外と早く追いついた。

下りに入ると、心配していたとおり雨の影響でブレーキの効きが悪かった。
塔ノ尾の頂上からの下りは特にテクニカルなので、慎重に下る。ここから少し気になったのは、キープレフトで走る選手が少ないことだ。
中には下りでもたついているにもかかわらず、端に寄らない選手もいた。
右行くよ~」
何度も声をかけながら追い抜く。
しかし、そうやって追い抜いた選手も、引き離しきれないのが現状の悲しいところ…追いつかれては上りや下りで抜き返し、
なかなか順位の上がる気配がしなかった。

2周目に入ると雨も止んで、序盤に比べてかなり走りやすくなっていった。
調子のほうは可もなく不可もなく…淡々と走る感じだった。
海岸線の防波堤を走るコースから、民宿大島前の上りに差し掛かる頃、後で声援が聞こえた。

「原さ~ん、がんばって~」

大島造船所に勤める、地元選手で親交のある原さんだ。
いつもならもっと引き離しているはずなのだが…すぐ後まで迫ってきていた。
大島造船所の敷地内に入るコースで折り返すときには、はっきりと姿を確認できた。

バイクフィニッシュの降車ラインで止まり、少し後を見ると原さんは僕のすぐ後にいた。
トランジッションでは僕のほうが速く、先にランスタートする。
バイクラップは1時間17分54秒(44位)と、こちらも想定内だ。
岸壁の上の遊歩道を走り出してしばらくして、シューレースが解けているのに気づいた。
雨で濡れて緩みにくいはずなのに…こんなところで少し足止めを食らってしまった。

もともとランに一番不安がある上に、バイク後のランも久しぶりである。
また、練習再開後はバイクからランの練習は一度もやったことがなかった。
焦っても仕方がないので、落ち着いてシューレースを結びなおす。
その直後、原さんが僕の背中をポンと叩いて追い抜いていった。

シューレースを結んですぐに追いかける…といってもこちらの勢いがないので、ずるずる離されていく。
心配していたほど脚の重さは感じなかったが、やはりペースは上がらない。
寺島大橋の上りは今まで走ってきた中で一番つらく感じた。

とにかく歩かないように一歩ずつ足を前に運ぶ。
少し勾配がゆるくなったところで、走りに少しリズムが出てきた。
脚の運びが不安定で、時折膝が落ちそうになるのをぐっとこらえる。
1kmごとにペースを確認すると大体キロ5分45秒ほどである。ここまでの上りを考えると、そうは悪くないペースだ。

3kmを越えた辺りから、ペースはキロ5分30秒前後に落ち着く。
これ以上は上がりそうにないが、逆にこのまま落とさなければ最後までしっかり走り切れそうだ。
呼子トンネルの手前で、原さんとすれ違う。
下り基調なのもあって、若干ペースが上がる。
トンネルを抜けてすぐに折り返すと今度は上り基調となるので、少し気合を入れなおして走った。

ここから同じペースの選手数名と併走状態になる。
まだ半分近く残っているこの時点で、無理にペースを上げると自滅しかねない。
なので、ここはじっとこらえる。

大島大橋の真ん中を過ぎて、若干下り基調になり始めたところで、併走していた選手が遅れ始めた。
と、同時にもう一人いた併走していた選手がペースを上げてきた。
6kmを過ぎ、遅いながらもそれなりのリズムで走ることができていたので、自然と体が反応する。

しばらく走って寺島大橋の手前にあるエイドまで来たとき、先ほどペースを上げた選手の脚が少し止まりかけたのを見て、
一気に追い抜いた。寺島大橋を渡って、序盤で上ってきた坂を下ると残りは3kmだ。
ファミリーマートの前を通って脇道にそれると、最初の頃のフィニッシュ地点だった運動場に続くきつい坂が待っていた。
先ほどの勢いが一気に殺されてしまう。

この坂を上りきれば、あと少し…ではなく、楽しみにしていた名物「スイカエイド」が待っている。
それを励みに悲鳴を上げる脚を必死に前へ進めた。
スイカエイドは、すぐにそれとわかるように小さなスイカの風船が頭上に吊ってある。
昨年は応援のときにご好意で一切れいただいたが、今年は選手として2切れいただいた。

スイカエイドを過ぎてから、スーパーの角を右へ曲がってしばらく行くと、団地の間にある急坂を一気に下る。
先ほどの上り坂で悲鳴を上げていた脚がさらに悲鳴を上げる。縺れて転ばないように…急ぎながら、なおかつ慎重に下った。
下りきって少し行くと折り返して、さっき下った急坂を今度は一気に上る。ここを上りきったら、残りはあと1kmだ。

商工会に向かっていく下り坂で、後から来た選手に「坂口さん?」と声をかけられた。

「去年は連続出場途切れたんですね~」

彼は数年前、一緒の宿に泊まった選手だった。そのときに連続出場中ということを話した…らしい…正直、僕は忘れていたのだが、
彼はプログラムを見て思い出してくれたようだ。
ついでに彼についていけたらよかったのだが、それも叶わず背中を見送る。

商工会を過ぎて、県道に入ったところを左折するとフィニッシュはもうすぐだ。
重い脚ながらも、自然とペースが上がる。
フィニッシュ地点の文化ホールに向かうところで、上五島大会のリレーチームでスイムを担当していただいた稲岡さんが応援してくれていた。
今回はご主人が出場しているのだ。
声援に応えながらフィニッシュに向かう。2年間…今までの競技人生で一番長く待ち続けたトライアスロンでのフィニッシュだった。

ランラップは54分29秒(98位)と、思った以上に後半ペースアップできた。
総合タイムは2時間46分12秒(一般の部完走209人中57位)で、スタート前に想定していたタイムより少し速いくらいだった。

「もう少し練習できていれば…」

という思いが、無いといえば嘘になる。
しかし、現状での力は出し切れたし、自分のペースをしっかり守って走れたと思う。
レース前のコンディションを考えれば、疲労困憊でフィニッシュしてもおかしくないくらいだったからだ。

こうしてレースに出場できるまでに回復したわけだが、まだまだ体調の波が大きいのは確かだ。
思うように練習できないことのほうが多い。
しかし、長期間離れてみて思い出したレースの楽しさを糧に、これからの新たな競技人生を歩んでいきたいと思う。

坂口晃一

トライアスロンイン上五島2017

頚椎ヘルニアの手術から1年…このレースが復帰第1戦である。
といっても、ランに不安があったので、3種目ではなくリレー部門のバイク担当での出場となった。
エントリー時に大会会長である浅上先生にお願いして、スイムとランを担当してくれる人を紹介してもらっていたのだ。
もちろん現地で初顔合わせである。

当日の朝、バイクラックでスイム担当の長崎市の稲岡さんとお会いすることができた。
旦那様が以前この大会にも出場していて、ご自身も島原のアクアスロン出場の経験があるとのことだった。

それからしばらくして、ラン担当の地元の山下君ともお会いすることができた。
ハーフマラソンまでの経験があり、このコースでのラン12kmの目安タイムを聞くと、
なんと47分台!良い位置で繋ぐことができれば優勝も狙えそうだ。

9時にスイムスタートを浜辺から見送る。
今年の海は引き潮の遠浅で、歩く距離が長くなっていた。
スイム2kmは約660mを3周回するコースで、1周ごとに砂浜に上がってくるため、順位を確認することができる。
スタートから13分ほど経過した頃、スイム担当の稲岡さんが上がってきた。
声援を送ると元気に答えてくれた。

2周目…スタートから26分ちょっと経過した頃に稲岡さんが上がってきた。ほぼイーブンペースである。
まだまだ元気な様子で、これなら40分くらいでスイムフィニッシュできそうだ。
3周目に入ったのを見送ってから、リレーゾーンに向かった。

スタートから34分ほどでリレー部門トップの選手がスイムフィニッシュして来た。
バイク担当にアンクルバンドを渡して、さあスタート!…のはずが、審判からストップがかかる。
本来、後に着けなければならないゼッケンが前に着いていたのだ。
ゼッケンを着け直して、ようやくトップがバイクスタートした。

そこからしばらくして、2番手で長崎の高柳さん、高木さん、川田さんのチームのスイム担当、高柳さんがスイムフィニッシュしてきた。
おそらく稲岡さんは、時間的にこの次くらいのはずなので、高木さんを追う展開になりそうだ。

予想どおり、スタートから40分足らずで稲岡さんがスイムフィニッシュしてきた。
全体でも15番前後と、かなりの好位置だ。
先ほどまでリラックスムードで待っていたはずだったが、ここにきて急に心拍数が上がるのを感じる。
いよいよ復帰戦のスタートである。

スタートからいきなりの上りが始まる。
全体に緩やかではあるが、スピードを上げて走ると心拍数が一気に上がった。
2kmを過ぎてピークに到達するときにはHR170を超えている。
しかし、アップの時点でもここまで上げていたので問題なくクリアできた。

海岸線に入って、小刻みなアップダウン区間を抜け、米山に至る上りの手前で、リレーの部トップでバイクスタートした選手に追いついた。
それ以前に高木さんが追い抜いているはずである。
できれば早い段階で追いつきたいところだが…そんなことを考える前に、まずは自分の脚である。

実は宿からスイム会場に向かうとき、少し左脚の動きに違和感を感じていた。
ペダリングにスムースさが感じられない…きれいに回転できていない感覚があった。
ダンシングも、ほんの少しだがバランスが悪い。

おそるおそる米山手前の坂を上る。
ダンシングは多用せず、少し軽めのギアで回転を意識した。米山に入ってもその走りは変わらない。
序盤は脚を使わないように、そして久しぶりの米山の傾斜を確かめるように走った。
少し上ると千葉君に追いついた。一声かけて追い抜く。
不思議なもので、誰かを追い抜くと自分の調子が良いかのように感じる。
と、同時に脚自体もほぐれてきたのか、米山のピークが思っていたより早くやって来たように感じた。

米山のピークを越えると、少しアップダウンがある以外は下り基調である。前方の選手を捕らえながらペースを上げていく。
しかし、ここにきて左脚の違和感が出始めた。時々、踏み込んだ際に膝下が軽く震える。
脚全体がガクガクしてペダリングが不規則になってしまうのだ。
幸い下り区間で脚を止めることで治まってはきたが、米山の上りで出たら大幅なペースダウンは免れない。
少しペースを控え気味に2周目に入った。

 2周目に入って序盤の上りをクリアし、海岸線に入る。
捕らえる選手もまばらになった頃、見覚えのある姿が目に入った。
リレーの部でトップを走っている高木さんである。
このままだと米山に入る前に追いつきそうだ。小刻みなアップダウン区間で徐々に差を縮め、少し長めの上り区間で追いついた。
少し抑えていたつもりだったが、無意識にがんばっていたのか、時折脚の震えがやってくる。
ペダリングを乱さないように、よりいっそう回転を意識して走った。

米山の手前の坂に入る前に、少し後の様子を気にしてみる。どうやら高木さんはついて来ていないようだった。
まだ最後の難関である米山が待っている…ペースダウンだけはしないように注意して走った。

無理をしないように走ったせいか、2周目の米山は思ったより楽に感じる。
気を抜くと止まりそうになる勾配の箇所も、比較的スムースに乗り切ることができた。
エイドステーションを過ぎて少し上ると、あとは下り基調…しかもリレーなので、当然ランの心配をしなくても良い。
ここで少しだけ脚に力を込めてみる…と、その瞬間ふくらはぎが攣ってしまった。
バイクの距離は42km…普段の練習からすれば、どうということのない距離でまだまだ余裕があると思っていたが、
久々に味わうレースでの負荷は相当なものだったようだ。

少し回転を緩めて流し気味に走りながら、ふくらはぎの痙攣が治まるのを待つ。
幸いデッドヒートを繰り広げているわけではなかったので、時折脚を止めてみる。
開会式会場の「しおさい」横を抜けて、バイクフィニッシュに向かう港通りの平坦区間を走る頃には痙攣も治まっていた。
奈良尾大橋を渡り切るとバイクフィニッシュだ。
もちろんリレーの部トップでラン担当の山下君にアンクルバンドを渡した。

時間にして1時間35分ほど…3種目で出場した絶好調時には遠く及ばなかったが、
久々のレースを存分に味わうことができたのでとりあえず合格点だ。
山下君は予想どおりの激走でそのままフィニッシュ…リレーの部で優勝となった。

正直なところ、まだ指先の痺れは残っていて、神経反射の亢進からランの走りもぎこちない。
まだまだ完全復活とはいかないが、また走れることの喜びを胸に一歩ずつ前に進んでいこうと思う。

坂口晃一

散歩で見る花

朝の散歩中に季節の花を見るのも楽しみの一つです。
最近、たくさん咲いている花があります。
しかし、木の名前が分からず、はがゆい思いをしていました。

画像からGoogle画像検索で調べて見ました。
全く分かりません。

img_0541

もしかして、画像が悪いのかと、撮り直して来ました。
しかし、Google画像検索でヒットしません。

img_0587

試しに、冬の木の花で検索して画像を確認したら、見つかりました。
皇帝ダリア(木立ダリア)と言う事がやっと分かりました。

娘に自慢げに画像を見せて、木の花の名前知ってるか?
と言うと皇帝ダリアと一言、、、え!

久しぶりのサイクリング

昨日の定休日は、久しぶりにサイクリングして来ました。
ロードレーサーで出かけようと思っていたのですが、
風が結構強いので、通勤用MTBで出かけました。

IMG_0238

天気はあまり良くないです。
山も見通し悪いです。
でも心地よい汗をかきました。

IMG_0241

第3回サイクルデイin熊野

我がチーム員が 第3回サイクルデイin熊野 の参加を呼びかけています。
開催時期は、平成28年2月13日(土)~14日(日)
海あり、山ありの走り応えのあるコースのようです。
是非、参加してみてください。

軟弱サイクリング

先週末、仕事をサボって信州にてサイクリングして来ました。
サイクリングと呼ぶには恥ずかしい走行距離でした。
1日目、女神湖、約1.8kmを3周
2日目、諏訪湖約16kmを1周
3日目、ペンションポインセチアの周りをサイクリング何キロ走ったか忘れました。
とにかく軟弱サイクリングの旅でした。
でも、露天風呂には2回入りましたよ。
3日とも晴れていて楽しく過ごせました。

DCIM0180

長崎西海トライアスロン2015

「日本一のローカル大会を目指そう」…そんな思いから始まったこの大会は今年で23回目を迎え、初心者からエリートまでみんなが会場である「大島」を楽しめる「トライアスロン祭り」と銘打って開催された。51.5kmのショートはもちろんのこと、キッズやチャレンジ、ライト(半分の距離)、リレーなど、種目も充実している。また、歴史ある天草での大会が急遽中止になったこともあってか、大会史上最大の700人近くの選手がエントリーしていた。

思った以上に走ることができた上五島の大会から1ヵ月半…少しでも調子を上げるべくトレーニングしたつもりだったが、体の芯にある疲れがなかなか取れないでいた。直前に走った十三峠のタイムも伸びず、ずっと続く脚全体のだるさが軽くなることはなかった。

長崎の高木さんとランでのアップをご一緒させてもらう。そんなに速いペースではなかったが、足が前に出ず躓きそうになる。ストレッチや流しを入れながら、凝り固まった内転筋を何とかほぐしていった。アップするのさえ辛い…正直そんな状態で走るのは不本意だったが、今年はこれで最後のレースである。折れそうになる気持ちを何とかつないでスタートについた。

キッズやチャレンジのレースが終わり、いよいよ9時にレギュラーのレースがスタートする。上五島の大会よりはるかに人数が多いのだが、今回は比較的早く自分のコース取りができた気がした。台風の影響が心配されたが、波やうねりもなく穏やかなコンディションだ。

コースは漁港の中を周回する、少し変則的な周回コースで、約600mを2周半する。スタートから沖合いへ向かって進み、ブイを回った後は漁港にあるブイを目指して泳ぐ。昨年までこの間はコースロープが無く、目測を誤った選手がコースアウトしてしまうことがあった。しかし今年からコースロープで泳げる範囲が区切られていて、コースアウトの心配は無くなった。といっても、右にも左にもコースロープがあり、そのどちらかに沿って泳ぐとかなりのロスになることは明白だった。なので、最初のブイを回った後は右へ左へ…バラバラの方向へ行く選手の間を縫って泳がなければならなかった。

再び漁港に戻ると、今度はブイを左へ回り、すぐ右手に見えるブイに沿って右へと曲がっていく。そして目の前に現れるポンツーンに上がると一周目が終了だ。ここでタイムを見ると12分30秒ほど…若干遅めだ。イーブンで行っても30分は少し超えるだろう。しかし大体予想はしていたので、それほど気落ちせずに二周目に向かった。

二周目の中盤になると後からスタートした選手が周回遅れのような形になって、それに追いつき始める。また、逆に後からスタートした学生や速い選手に抜かれ、一周目とは違った形の混雑が生まれた。それでも比較的思ったとおりに自分のコース取りができたおかげか、タイムを確認すると25分10秒…ほぼイーブンで泳げていた。

ここからは上陸地点となる岸壁に向かって、少しコースロープから外れて泳ぐことになる。日差しがまぶしく、ヘッドアップしても前方が確認しづらかった。しかし、同じように岸壁を目指す選手が固まって泳いでいたので、それを目標に泳ぐ。

岸壁にある階段から上陸してタイムを確認する。30分30秒ほど…やっぱり30分を超えてしまっていた。ここからトランジッションエリアまでは少し走らなければならない。結局、計測地点を通過したときには31分32秒(49位)になっていた。

完全に出遅れた形となったが、ここまでの練習での調子を考えれば当然の結果だった。それほど焦ることもなくバイクに移る。徳万海岸からの上りでいつものように何人かの選手を捉える。若人の森を左手に見ながら下る海岸線沿いの道は向かい風の時が多いが、今年は珍しく風はほとんどないように感じた。

Bike

 大崎高校前を通って崎戸との分岐点を右手に曲がると、小刻みなアップダウンが続く。ここで数名の学生選手に混じって高木さんが追い抜いていった。学生選手が若干固まっていたので、「ドラフティングするなよ!」の意味をこめて一声かけてからポジションを取り直す。高木さんが先頭を引いて、その後に学生選手がいるという形の集団から少し離れてそれを追った。

コース最大の難所である塔ノ尾の上りに差し掛かると固まっていた選手たちがバラけ始める。どちらかというと平坦基調のこのコースでは、自分にとっては順位を上げる数少ない箇所だ。ここで高木さんも追い抜くことができた。

ここから一気に差をつけたいところだったが、下りきったところで高木さんが追いついてきた。トンネル手前のちょっとした上りで少し差を詰めるが、次の下りでまた差をつけられてしまう。

海岸線沿いの平坦区間は風もなく、いつもより走りやすかったが高木さんとの差は少しづつ開いていく。牛ヶ首辻の上りでも大して差が詰まらず、防波堤のコンクリートが続く区間では完全に突き放されてしまった。

高木さんが完全に視界から消えてしまったので、無理に追うのはやめて自分のペースに戻す。民宿大島前の上りをクリアして下りきったところから、造船所を左手に見ながら走る平坦な区間でも風はなかった。気持ち良く加速していくのだが、前を追うという走りではないせいか、イマイチ気持ちが盛り上がってこない。

造船所の構内に入って折り返す手前で、高木さんとの差を確認する。思ったよりは離れていなかったが、この先バイクで追いつけるような気がしなかった。というより、一番不安を感じているランで逆転できるとは考えにくい。
「今回は負けてしまうかな…」
そう思いながら二周目に入った。

二周目に入っても、あまり風のない状態は変わらない。気持ちが切れたとまではいかないが、さほど厳しくないコンディションのせいか、惰性で走っているような感覚だった。

そんなときに、一人の学生選手が追い抜いていった。彼は少しこちらを見て、声をかけてくれたようだった。前日、宿で話をした大学生のようだ。彼は今年を最後にレースを離れるのだという。ここで少し気合いが入った。

塔ノ尾の上りで彼の後を追う。当然ながら差はなかなか縮まらない。むしろ少しずつ離されていく。学生選手は後のウェーブでスタートしているので、仮に追いついたところで勝てるわけではない。しかし彼を追うことで、切れかかっていた気持ちを繋ぎ直すことができたような気がした。

周回遅れの選手を追い抜く中に、同じウェーブの選手も見られる。一気に追い抜く勢いはなかったが、少しずつ差を詰めて確実に順位を上げる。抜き返されることもあったが、バイクフィニッシュも近くなっていたので無理に追うこともなくランに備えた。
ランに入る頃には、バイク終盤から感じ始めていた暑さが徐々に堪えるようになってきた。トランジッションエリア出口のエイドでしっかりと給水する。脚のだるさや重さは、アップのときに感じていたそのままだった。足が前に出ない上に、無理にペースを上げようとすると足がもつれて躓きそうになる。内転筋に力がしっかり入らず、脚全体が不安定な感じだ。こんなときは自然にペースが上がるのを待つしかない。

寺島大橋に差し掛かる上りで、一般女子のトップを走る選手に追い抜かれた。ついていけないペースでもなかったので、合わせて少しペースを上げる。そのおかげで早くも順位を上げることができた。

しかし、その女子選手との差は少しずつ開いていく。ランコースは、大島大橋を渡りきって呼子トンネルを抜けた先を折り返してからが勝負所である。前を走る選手を見据えながら、最低限今のペースを落とさないように走った。

Run

 距離表示と時計を見ながらペースを確認する。キロ5分のペースは上がることがなかったが、逆に落ちることはなかった。良いのか悪いのかわからない不思議な感覚の中で、自然にペースが上がるのをじっと待つ。

折り返してくる選手の数を数えていると、呼子トンネルの手前で高木さんの姿が見えた。一般男子の20位あたりだろうか。暑さもあってかなり辛そうだ。こちらのペースも上がらないが、このまま耐えれば何とか追いつけるかもしれない。

呼子トンネルを抜けて折り返したときに一人の選手に抜かれた。折り返しに向かう選手を見ると、程なく追い抜いていきそうな勢いの選手もいる。しばらく行くと地元の原さんとすれ違った。いつもはもう少し先ですれ違うのだが、今年は例年より差が開いていないようで少し焦る。残り半分を過ぎて、ここから上げていきたいところではあったが、暑さが更に堪えてきた。まだつぶれるわけにはいかない。

大島大橋に差し掛かり、6km地点でのタイムは30分と少し…いまだにキロ5分ペースである。なかなか乗り切れないもどかしさがあったが、逆に周りのペースが落ちてきたのか、一人また一人と前の選手に追いついていく。その中に高木さんがいた。一気に…とはいかなかったが、心なしかスピードが上がった気がした。

寺島大橋を渡って下りに入る頃にようやくペースが上がってきた。苦しいのは相変わらずだが、この先に待っている「お楽しみ」のためにひたすら前を見据えて走る。

ファミリーマートの前を過ぎ、急坂を上って橋を渡った先にその「お楽しみ」は今年も待っていてくれた。私設エイドによるスイカである。今年はよくわかるようにスイカの提灯が吊り下げられていた。毎年この私設エイドでのスイカには助けられているので、本当にうれしかった。大きな一切れをもらってほおばる。残り2kmになってこの日一番元気になった気がした。

団地の中の急坂を下って少し行った先を折り返し、また先ほどの急坂を一気に駆け上がる。最後のひと踏ん張りが一番苦しい。歩いてしまいそうになりながらも、前の選手に何とか追いつけそうだったので懸命に走った。

商工会へ続く下り坂から県道に入ると、もうすぐフィニッシュだ。先ほど前に見えた選手に追いつき、今度は一気に追い抜く。ランスタート時に追い抜かれた一般女子トップの選手にも、がんばれば追いつきそうだ。追いついたところで2分差スタートなので、勝つことはないが関係なくスパートをかけた。

結局、その選手に追いつくことはできなかったが、最後の最後にスピードを上げて走ることができた。タイムは2時間32分3秒…一般の部完走263人中26位となった。

表彰式後に張り出されたリザルトの内容を見ると、バイク終了時27位でフィニッシュは26位だったのは不思議だった。というのも計算では5つ順位を上げたはずなのに、1つしか順位が上がっていなかったからである。今年は初出場の選手が多く、おそらくその選手たちが後のウェーブでスタートして自分よりも速かったのだ。結果として、上げた順位とほぼ同じ数だけ順位を下げていた。しかも前の選手2人が後のウェーブの選手で、その差が6秒だったのはなんとも悔しい結果だった。

ここ数年の疲労が抜けず、体のあちこちに故障が出てきている。今年は特にそれが顕著に現れ、成績もぱっとしなかった。今年のレースはこれで終了なので、しばらくはゆっくり休んでリフレッシュしてから、来シーズンに向けての準備を少しずつ進めていこうと思う。

坂口晃一

皆生トライスロンに行って来ました

皆生トライアスロンのメカニックに行って来ました。
17日金曜日は朝から同行の森さんの自宅に行き車に乗せてもらって
皆生に向かいました。

台風の11号の為、大雨でした。
仕方なく昼過ぎに大阪を出発して、豪雨の中を皆生にむかいました。
途中、中国縦貫道で道路横の壁によじ登っている車を見かけました。
中央分離帯にでも衝突した後壁側に行ってしまったのか?
木が倒れて片側1車線になっているところもありました。
前が見えないぐらいの雨が降り、道路には水溜りが出来て危険でした。

翌18日土曜日は、朝からメカニックを行いました。
中国縦貫道は、私たちが通過して少ししてから通行止めになったらしいです。
後から来た人は大変だったようです。

選手も道路、電車、飛行機の都合で来れない人も多くいたようです。

本番の19日、日曜日は、5時前にレース会場に行き、
朝からメカニックを行いました。
朝からパンク、空気が入らない、変速が悪い等、結構忙しく仕事があります。

DCIM0125

スイムの後、自転車がスタートしてしばらくして、メカニックに車で出発です。
レース中もメカニックを行います。
小雨が降ったり、やんだりの蒸し暑い天候でした。
台風の影響もあり、パンク続出です。

変速ワイヤー切れも2件ありました。
定期的に交換しておれば、ワイヤーなど切れるものではないです。
全く交換していないのでしょうね。
これがブレーキワイヤーだったら、大変なことですね。

落車後、走行したら、変速機がスポークに巻き込んでチェーンが
スプロケットとスポークの間に入り込んで外れなくないものがありました。
まだ、走りますか?と尋ねると走りたいと言われるので、治さねばと奮闘しました。

まず、車輪を外すのにチェーンを2ヵ所切断して外しました。
ディレーラーハンガーも曲がってしまっていたので、修正したら折れてしまいました。
仕方なく、持参のハンガーをヤスリで削り取り付けました。
車輪は、スポークが折れて振れていたので、他のメカニックカーに載せてあった
車輪を借りて、走れるようになりました。

今年は、レース中も結構忙しかったですね。

20日月曜日は、ボランティアでメカニックカーに乗っていた塩谷さんの
曾おじいさんの功績を展示している 塩谷定好写真記念館に行きました。

記念館は曾おじいさんの住んでおられた家をリフォームして展示場、
喫茶ルームがあります。
建物も明治40年ごろ建てられたもので、写真を見に来る人もいれば、
建築的に価値がある建物を見に来る人もいるそうです。

帰りは、鳥取経由で帰って来ました。
途中珍しいものを見て写真を写しました。
風力発電機の羽根に人がよじ登っていました。

風力発電機

早めに帰り始めたので、甘く考えていた宝塚の渋滞情報が1kmとなったので
昼飯抜きで渋滞に突っ込んで行きました。
結局1kmが2kmに8kmにと抜けるのに結構時間がかかってしまいました。

『0泊3日全日本観戦記』(1人旅)

6月27日(土) 20時半ごろ家を出て、近くのスタンドでガソリンを満タンにして堺料金所から阪神高速に乗る。

ルートは、阪神高速(東大阪JTC)-近畿自(門真JTC)-第二京阪(久御山JTC)-京滋バイパス(瀬田東JTC)
-名神高速(小牧IC)-東名高速(小牧JTC)ー中央自(岡谷JTC)ー長野自(更?JTC)-上信越自(藤岡JTC)
-関越自(高崎JTC)-北関東自(岩舟JTC)-東北自(那須IC)

夜中に睡魔が、おそって来て、3回に分けて4時間ほど仮眠した。燃費の事も考えて、高速は、90キロ前後。

仮駐車場の小学校に車を止めて、ロードで会場まで移動。補給場に着いた時には、10時半を回っていた。
レースは、9時スタート。

レースを見るのも楽しみだが、昔の仲間と会うもの楽しみのひとつ。最初に、会ったのがナカガワさん。
いろいろ話ていると、1人の男性が、私が昔(20年以上前)走っていたことを、知っていると話かけてきた。
名前を聞くとイリベさんだった。
私の中のイリベさんは、奈良でハンドメイトでフレームを作っている人が浮かんだ。聞けばそのとおりだった。

イリベさんと話していると息子の応援で来ていると。そうシマノにいる入部選手が息子!

私達が、座って話してたのは、橋川健のテントとイス。遠慮して退こうとしたら、どうぞ、どうぞと言ってくれたので。
ずうずうしく座っていた。イリベさん、橋川健、私3人とも、今日が、初顔合わせ。

私が聞いたイリベさん情報は、もともとは、キャリヤを作っていて、そこから、フレームへ。
橋川健情報は、今ベルギーに住んでいて、子供2人がケンカするとオランダ語だって。

レースの方は、梅雨時期なのに雨が降らず曇り空。補給場の区間が短く、後半、落車が数件あった。
15時過ぎには、終わり、ナカガワは、さっさと帰る用意をしている。つられるように、私も帰ることにする。

16時までには、出発でき、来たルートを逆になぞって帰る。途中、仮眠して、道間違って(草津JTCー信楽往復)
4時過ぎには、帰宅。

往復距離、1520キロ。19.13km/L 。バモス(3AT)。睡眠6時間ぐらい。

あらきひろいち。

トライアスロンイン上五島2015

 今年で競技生活は25年目になるが、今までこんなにも開幕戦に不安を感じたことはなかった。昨年から今年にかけて仕事が忙しく、家庭の事情もあって練習がままならない。その上、何とも言えない疲労感が常にあった。脚全体のだるさと筋肉が凝り固まったような状態…ランの走り始めは膝が突然ガクッと落ちたりすることがあって、練習自体も辛かった。そんな状態ではあったが、5月の連休中は集中して練習することが出来たおかげで、少しずつではあるが調子は上向きで本番を迎えた。

 今年は伊藤君と優勝を争う池形君が、次週にレースを控えているためリレーの部でのエントリーをしていた。一方、地元でもおなじみの強豪選手である山野さんが久々に参加している。総合順位次第では年代別を争うことになる秦さんもいるので、表彰台への道は今年も厳しそうだ。

 午前9時にスイム2kmがスタートした。秦さんのすぐそばからスタートしたので、横を泳ぐ姿が見えている。ここ数年は同じか少し速いくらいのタイムで上がっているので、様子を見ながら後につく…つもりだったのだが、あろうことか序盤からどんどん離されていく。そればかりか、周りの選手がみんな自分より速く泳いでいるように感じた。心なしか手と足の動きのリズムがバラバラになっているように感じる。正直、ずっと感じている疲労感がまったくなくなったわけではなかったが、少なくともレースが出来るくらいには回復しているはずだった。しかし気持ちとは逆に体は動いていない現実がそこにあった。

 そんな状態だったので、バトルから抜けるのにはいつも以上に時間がかかった。一つ目のブイを回る頃に、ようやく順位が落ち着いた。今回のコースは正三角形ではなく、二等辺三角形のようだった。つまり、沖へ向かう距離と浜へ向かう距離が長く、浜と平行に泳ぐ距離が短い。なので、2つ目のブイまではすぐだった。この頃には泳ぎのリズムもつかめてペースも落ち着いてきた。前には2人の選手が泳いでいる。一人はリレーで参加している長崎の前田さんのようだ。ペースが同じなので、しばらく後につかせてもらった。浜に近づいてきた頃、前田さんのペースが落ちたように感じたので、少しペースアップして追い抜く。少し調子が上がってきたかも?そう思いながら浜に上がり時計を見る。13分45秒ほど…正直遅い…前の選手もだいぶ離れてしまっていたので、しばらく一人旅になりそうだった。

 2周目はバトルがない分、少し楽に感じる。コースアウトしないように時々前を確認しながら自分のペースで泳いだ。前の選手には追いつけないが、後から抜かれることもなかった。浜に上がってタイムを見ると28分15秒ほど…ラップタイムは14分30秒とペースは落ちているが、順位は落としていないのでよしとしよう。

 3周目は一つ目のブイが近づく頃からうねりが出はじめた。呼吸と波のタイミングが微妙にずれて、たびたびストロークのリズムが崩された。一つ目のブイを回ってもしばらくはうねりの影響を受けながら泳ぐ。何人か選手を追い抜くが、明らかに周回遅れの選手だった。大幅なペースダウンも覚悟しながら浜に上がって時計を見ると43分ちょっと…ラップは15分程度といったところか…思ったよりは落ちていなかったので少しほっとしながらタイム計測のエリアを通過した。タイムは43分26秒…出遅れた感じはしたが、まだバイクの数は多かったので、全体的に遅いようだった。

 バイクに移って最初の上りで一人選手を追い抜く。しばらくして最初の頂上の手前で沖縄の千葉さんを追い抜いたくらいから、バイクの調子は良いように感じた。しかし、ここからはなかなか前の選手を捉えることが出来ない。米山もずっと一人旅だった。かなり出遅れたのか?またはそんなに調子が良くないのか?少し焦りに似た感覚もよぎったが、そんなことを考えても仕方がない。もともと絶好調で迎えた訳ではないのだ。今自分に出来る走りをするだけだと言い聞かせながらペダルを踏んでいった。

 2周目に入る頃、ようやく前を走る2人の選手を視界に捉えた。まだ1周目を終えたところなので、周回遅れではない。頂上手前で追い抜き、そのまま下りに入る。下りの勢いを利用して、次の上りに入る頃にはもう一人選手が見えた。当然1周目よりスピードは落ちているが、不思議なもので追い抜くときにはメーターの数字以上のスピードが出ているような感覚になる。抜いた直後に勾配がきつくなるところもそのままの勢いで走りきることが出来た。

 しばらく下って、小刻みなアップダウンのある海岸線沿いのコースを走る頃には周回遅れの選手が前に見えた。アクアスロンの選手も多く走っている。うっかり追突しないように、下りのブラインドコーナーは慎重に走った。

 2周目の米山もさほど辛く感じずにクリアする。下っている途中で、ハンドサイクルで走る五島市の川谷さんを追い抜いた。川谷さんは交通事故の後遺症のため、足が動かない。以前、リレーの部でスイム担当として出場したことがあったが、今回は単独での出場だ。周回遅れなので、もう1回米山を上ることになる…「がんばって!」と一声かけて追い抜いた。

 下りきったところでコースを離れ、港の前を通ってバイクフィニッシュへ向かう。奈良尾大橋に差し掛かると強烈な向かい風に出迎えられた。ここでがんばってもあまり意味がないので、ランに備えるべくバイクシューズを脱ぎながら走る。

 バイクトランジットに入ると、バイクの数はそう多くはなかった。現在7~8位くらいか?当然、秦さんのバイクもあった。(というかラックは隣)伊藤君、山野さん、女子トップであろう柴田さんが前を走っているだろう…そして知らない選手のバイクが1台?2台?やはり年代別表彰は秦さん頼みのようだ。

 ランシューズを履いていると、後続の選手がバイクフィニッシュに近づいているようなアナウンスが聞こえた。追い上げられている気配はなかったが、ずっと後にいたようだ。逃げ切れるだろうか?そんな不安を残したままランをスタートした。

 後から迫られている状態ではあるが、ここのランはまず自分に負けないことが重要だ。上りでただでさえ重い足がなかなか前に出ない。1kmでのラップは5分を少し切るくらい…やはり遅めの入りだが、後からの気配はまだ感じない。

 2km地点…墓場の前の激坂に差し掛かる直前ではキロ4分30秒まで上がってきていた。普通に走ればまず大丈夫…そう言い聞かせながら激坂を上る。

 頂上にはエイドがあって、地元の高校生たちが水やスポンジを差し出してくれていた。そのときに選手の名前を呼んでくれるのだが、僕が過ぎてしばらくしてから声援が聞こえる。
「○○口さ~ん、がんばって~」
明らかに「坂口」ではない…
とても後が気になったが、振り返らないことにした。

 頂上を過ぎてからは海岸線に出るまでしばらく下る。途中でバイクを降りて休憩している選手がいた。諫早の古賀さんの息子さんだ。彼は昨年まで上五島高校に在学していて、写真部としてレース写真を撮ってくれていたそうだ。今年は大学生になって、親子で出場している。一声かけると「足が攣って…」と、かなり辛そうだった。

 海岸線に入ってしばらく行くと、トップの伊藤君がダントツで走ってきた。昨年は柴田さんとのデッドヒートを目の当たりにしたが、今年は余裕がありそうだ。

 僕のほうはというと、エイドや沿道の声援を聞くたび、次の声援までの間隔を測っていた。どうやら「○○口さ~ん」は「原口さ~ん」のようだ。そしてその間隔は確実に短くなっていった。

 2位を走る山野さん、3位を走る柴田さんに続いて、40歳代と思われる選手(ゼッケン番号で大体判断できる)とすれ違う。そして5km過ぎのエイドを過ぎたあたりで秦さんとすれ違った。秦さんは現在5位で男子では4位だ…ということは、このままの順位だと年代別1位は秦さんで、前の選手(男子)を抜いても年代別1位が入れ替わるだけである。つまり、他力本願ですらなくなってしまったのだ。

 ここで少し気が抜けかけたのだが、後ろから迫る原口さんには抜かれまいと力を入れる。6kmの折り返しの手前は上りになっていて、ここで引き離すべくペースを上げた。上りの途中で6位の選手(おそらく30歳代)とすれ違う。そして折り返しが見えたところで自分が現在7位であることを確認するとともに、折り返しで原口さんの姿を初めてはっきりと見ることが出来た。

 少しペースを上げたおかげか、若干差が開いているように見えた。しかし、原口さんの足は軽そうである。このままでは追い抜かれてしまいそうだった。折り返しを過ぎてからの上りで力を入れる。後が気にはなったが、振り返らなかった。

 エイドで声援を聞く…僕への声援の後に続く、原口さんへの声援までの間隔は確実に短くなっていた。そして7km過ぎ…自分が失速しかけていたのもあったが、原口さんが一気に追い抜いていった。残りの距離と今の状態を考えれば、無理して追うことも出来なかった。少しずつではあったが、差が開いていく。とにかく集中力を切らさないように努めた。

 後から迫ってくる選手はいない。どうやら順位は確定したようだった。最後の上りもクリアし、あと2kmあまり…躓かないように注意しながら下る。開会式会場の「しおさい」の横を通って、港の前の道をしばらく行くと残り1kmだ。交差点を右折して最後のトンネルに入る頃、ちょうど出口に差し掛かる原口さんが見える。差は1分ほどか…残り1kmを切って追いつくような差ではなかった。

 結局そのままフィニッシュ。3時間14分52秒、総合8位で年代別は2位という結果になった。またも表彰台を逃したのは残念だったが、練習不足の不安がある中、ここまで走れたことが素直にうれしかった。それは今現状での力は出し切れたからだと思う。今年はあと7月の長崎西海に出場して、早くもシーズン終了となる。練習不足の不安が全くなくなったわけではないが、しっかり準備して臨みたいと思う。

坂口晃一

fr_008