旋盤の故障

12月と言うのは、気持ちが忙しいです。
やらねばならないことが、今年中に出来ないかも?と言う心残りが
あるのかも知れませんね。

毎日仕事に追われて、あっと言う間に12月も残り少なくなって来ました。
やらねばならない仕事がたくさんあるのに、旋盤が故障してしまいました。

この旋盤は、1965年製で50年前に製造されたものです。
私が使い出して23年になります。
新たに買った中古の旋盤も整備が途中で止まっているので
即、使えない状態です。

DCIM0242

これまで、いろいろ故障しては、修理して使い続けています。
自分で修理出来なかったのは、リレーの交換とねじ切りのギヤが壊れて
交換してもらいました。
それ以外は、全て自分で修理してきたので、構造も大体分かっています。

今回は、副変速機が作動しなくなりました。
旋盤の回転数を高速と低速に変更する装置です。

毎日のように使っているので、修理しなければと原因を探りました。
いじっているうちに副変速機のレバーが抜けてきました。
見ると、丸軸の先に横穴が開いています。

あああ、この先に付いていたものがピンが抜けて外れたのだと
直ぐにわかりました。
早速、上部のフタを開けて中を覗き込みましたが、それらしき物は
見当たりません。

201512121612000

しかし、これが付いていたと思われるところには、何処からも手が入りません。
右サイドの下方に穴が開けれるようになっているので、フタを外してみました。
しかし、私の小さい手でも入りません。

DCIM0245

そうこうしている間に外れた部品が見つかりました。
手が届けば簡単に取り付けピンを打てば治るのですが。。。

DCIM0247

仕方なく、主軸を外そうとしました。
外せるものは全て外して、軸を抜こうとしました。
しかし、ピクリとも動きません。
私の知識ではどうにもならず、詳しい知人に尋ねました。
そんな簡単には、外れるものでななく、元に戻すのが大変とか?

私の手におえるものではなく、即、主軸を抜くのは諦めました。

違う方法で副変速用のギヤを動かす装置を思い浮かびました。
作るにはそれなりに時間もかかります。
また、今度にすることにして、掃除だけして元に戻しました。

201512131328000