Category Archives: サイクリング・レース・エクササイズ

第3回サイクルデイin熊野

我がチーム員が 第3回サイクルデイin熊野 の参加を呼びかけています。
開催時期は、平成28年2月13日(土)~14日(日)
海あり、山ありの走り応えのあるコースのようです。
是非、参加してみてください。

軟弱サイクリング

先週末、仕事をサボって信州にてサイクリングして来ました。
サイクリングと呼ぶには恥ずかしい走行距離でした。
1日目、女神湖、約1.8kmを3周
2日目、諏訪湖約16kmを1周
3日目、ペンションポインセチアの周りをサイクリング何キロ走ったか忘れました。
とにかく軟弱サイクリングの旅でした。
でも、露天風呂には2回入りましたよ。
3日とも晴れていて楽しく過ごせました。

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長崎西海トライアスロン2015

「日本一のローカル大会を目指そう」…そんな思いから始まったこの大会は今年で23回目を迎え、初心者からエリートまでみんなが会場である「大島」を楽しめる「トライアスロン祭り」と銘打って開催された。51.5kmのショートはもちろんのこと、キッズやチャレンジ、ライト(半分の距離)、リレーなど、種目も充実している。また、歴史ある天草での大会が急遽中止になったこともあってか、大会史上最大の700人近くの選手がエントリーしていた。

思った以上に走ることができた上五島の大会から1ヵ月半…少しでも調子を上げるべくトレーニングしたつもりだったが、体の芯にある疲れがなかなか取れないでいた。直前に走った十三峠のタイムも伸びず、ずっと続く脚全体のだるさが軽くなることはなかった。

長崎の高木さんとランでのアップをご一緒させてもらう。そんなに速いペースではなかったが、足が前に出ず躓きそうになる。ストレッチや流しを入れながら、凝り固まった内転筋を何とかほぐしていった。アップするのさえ辛い…正直そんな状態で走るのは不本意だったが、今年はこれで最後のレースである。折れそうになる気持ちを何とかつないでスタートについた。

キッズやチャレンジのレースが終わり、いよいよ9時にレギュラーのレースがスタートする。上五島の大会よりはるかに人数が多いのだが、今回は比較的早く自分のコース取りができた気がした。台風の影響が心配されたが、波やうねりもなく穏やかなコンディションだ。

コースは漁港の中を周回する、少し変則的な周回コースで、約600mを2周半する。スタートから沖合いへ向かって進み、ブイを回った後は漁港にあるブイを目指して泳ぐ。昨年までこの間はコースロープが無く、目測を誤った選手がコースアウトしてしまうことがあった。しかし今年からコースロープで泳げる範囲が区切られていて、コースアウトの心配は無くなった。といっても、右にも左にもコースロープがあり、そのどちらかに沿って泳ぐとかなりのロスになることは明白だった。なので、最初のブイを回った後は右へ左へ…バラバラの方向へ行く選手の間を縫って泳がなければならなかった。

再び漁港に戻ると、今度はブイを左へ回り、すぐ右手に見えるブイに沿って右へと曲がっていく。そして目の前に現れるポンツーンに上がると一周目が終了だ。ここでタイムを見ると12分30秒ほど…若干遅めだ。イーブンで行っても30分は少し超えるだろう。しかし大体予想はしていたので、それほど気落ちせずに二周目に向かった。

二周目の中盤になると後からスタートした選手が周回遅れのような形になって、それに追いつき始める。また、逆に後からスタートした学生や速い選手に抜かれ、一周目とは違った形の混雑が生まれた。それでも比較的思ったとおりに自分のコース取りができたおかげか、タイムを確認すると25分10秒…ほぼイーブンで泳げていた。

ここからは上陸地点となる岸壁に向かって、少しコースロープから外れて泳ぐことになる。日差しがまぶしく、ヘッドアップしても前方が確認しづらかった。しかし、同じように岸壁を目指す選手が固まって泳いでいたので、それを目標に泳ぐ。

岸壁にある階段から上陸してタイムを確認する。30分30秒ほど…やっぱり30分を超えてしまっていた。ここからトランジッションエリアまでは少し走らなければならない。結局、計測地点を通過したときには31分32秒(49位)になっていた。

完全に出遅れた形となったが、ここまでの練習での調子を考えれば当然の結果だった。それほど焦ることもなくバイクに移る。徳万海岸からの上りでいつものように何人かの選手を捉える。若人の森を左手に見ながら下る海岸線沿いの道は向かい風の時が多いが、今年は珍しく風はほとんどないように感じた。

Bike

 大崎高校前を通って崎戸との分岐点を右手に曲がると、小刻みなアップダウンが続く。ここで数名の学生選手に混じって高木さんが追い抜いていった。学生選手が若干固まっていたので、「ドラフティングするなよ!」の意味をこめて一声かけてからポジションを取り直す。高木さんが先頭を引いて、その後に学生選手がいるという形の集団から少し離れてそれを追った。

コース最大の難所である塔ノ尾の上りに差し掛かると固まっていた選手たちがバラけ始める。どちらかというと平坦基調のこのコースでは、自分にとっては順位を上げる数少ない箇所だ。ここで高木さんも追い抜くことができた。

ここから一気に差をつけたいところだったが、下りきったところで高木さんが追いついてきた。トンネル手前のちょっとした上りで少し差を詰めるが、次の下りでまた差をつけられてしまう。

海岸線沿いの平坦区間は風もなく、いつもより走りやすかったが高木さんとの差は少しづつ開いていく。牛ヶ首辻の上りでも大して差が詰まらず、防波堤のコンクリートが続く区間では完全に突き放されてしまった。

高木さんが完全に視界から消えてしまったので、無理に追うのはやめて自分のペースに戻す。民宿大島前の上りをクリアして下りきったところから、造船所を左手に見ながら走る平坦な区間でも風はなかった。気持ち良く加速していくのだが、前を追うという走りではないせいか、イマイチ気持ちが盛り上がってこない。

造船所の構内に入って折り返す手前で、高木さんとの差を確認する。思ったよりは離れていなかったが、この先バイクで追いつけるような気がしなかった。というより、一番不安を感じているランで逆転できるとは考えにくい。
「今回は負けてしまうかな…」
そう思いながら二周目に入った。

二周目に入っても、あまり風のない状態は変わらない。気持ちが切れたとまではいかないが、さほど厳しくないコンディションのせいか、惰性で走っているような感覚だった。

そんなときに、一人の学生選手が追い抜いていった。彼は少しこちらを見て、声をかけてくれたようだった。前日、宿で話をした大学生のようだ。彼は今年を最後にレースを離れるのだという。ここで少し気合いが入った。

塔ノ尾の上りで彼の後を追う。当然ながら差はなかなか縮まらない。むしろ少しずつ離されていく。学生選手は後のウェーブでスタートしているので、仮に追いついたところで勝てるわけではない。しかし彼を追うことで、切れかかっていた気持ちを繋ぎ直すことができたような気がした。

周回遅れの選手を追い抜く中に、同じウェーブの選手も見られる。一気に追い抜く勢いはなかったが、少しずつ差を詰めて確実に順位を上げる。抜き返されることもあったが、バイクフィニッシュも近くなっていたので無理に追うこともなくランに備えた。
ランに入る頃には、バイク終盤から感じ始めていた暑さが徐々に堪えるようになってきた。トランジッションエリア出口のエイドでしっかりと給水する。脚のだるさや重さは、アップのときに感じていたそのままだった。足が前に出ない上に、無理にペースを上げようとすると足がもつれて躓きそうになる。内転筋に力がしっかり入らず、脚全体が不安定な感じだ。こんなときは自然にペースが上がるのを待つしかない。

寺島大橋に差し掛かる上りで、一般女子のトップを走る選手に追い抜かれた。ついていけないペースでもなかったので、合わせて少しペースを上げる。そのおかげで早くも順位を上げることができた。

しかし、その女子選手との差は少しずつ開いていく。ランコースは、大島大橋を渡りきって呼子トンネルを抜けた先を折り返してからが勝負所である。前を走る選手を見据えながら、最低限今のペースを落とさないように走った。

Run

 距離表示と時計を見ながらペースを確認する。キロ5分のペースは上がることがなかったが、逆に落ちることはなかった。良いのか悪いのかわからない不思議な感覚の中で、自然にペースが上がるのをじっと待つ。

折り返してくる選手の数を数えていると、呼子トンネルの手前で高木さんの姿が見えた。一般男子の20位あたりだろうか。暑さもあってかなり辛そうだ。こちらのペースも上がらないが、このまま耐えれば何とか追いつけるかもしれない。

呼子トンネルを抜けて折り返したときに一人の選手に抜かれた。折り返しに向かう選手を見ると、程なく追い抜いていきそうな勢いの選手もいる。しばらく行くと地元の原さんとすれ違った。いつもはもう少し先ですれ違うのだが、今年は例年より差が開いていないようで少し焦る。残り半分を過ぎて、ここから上げていきたいところではあったが、暑さが更に堪えてきた。まだつぶれるわけにはいかない。

大島大橋に差し掛かり、6km地点でのタイムは30分と少し…いまだにキロ5分ペースである。なかなか乗り切れないもどかしさがあったが、逆に周りのペースが落ちてきたのか、一人また一人と前の選手に追いついていく。その中に高木さんがいた。一気に…とはいかなかったが、心なしかスピードが上がった気がした。

寺島大橋を渡って下りに入る頃にようやくペースが上がってきた。苦しいのは相変わらずだが、この先に待っている「お楽しみ」のためにひたすら前を見据えて走る。

ファミリーマートの前を過ぎ、急坂を上って橋を渡った先にその「お楽しみ」は今年も待っていてくれた。私設エイドによるスイカである。今年はよくわかるようにスイカの提灯が吊り下げられていた。毎年この私設エイドでのスイカには助けられているので、本当にうれしかった。大きな一切れをもらってほおばる。残り2kmになってこの日一番元気になった気がした。

団地の中の急坂を下って少し行った先を折り返し、また先ほどの急坂を一気に駆け上がる。最後のひと踏ん張りが一番苦しい。歩いてしまいそうになりながらも、前の選手に何とか追いつけそうだったので懸命に走った。

商工会へ続く下り坂から県道に入ると、もうすぐフィニッシュだ。先ほど前に見えた選手に追いつき、今度は一気に追い抜く。ランスタート時に追い抜かれた一般女子トップの選手にも、がんばれば追いつきそうだ。追いついたところで2分差スタートなので、勝つことはないが関係なくスパートをかけた。

結局、その選手に追いつくことはできなかったが、最後の最後にスピードを上げて走ることができた。タイムは2時間32分3秒…一般の部完走263人中26位となった。

表彰式後に張り出されたリザルトの内容を見ると、バイク終了時27位でフィニッシュは26位だったのは不思議だった。というのも計算では5つ順位を上げたはずなのに、1つしか順位が上がっていなかったからである。今年は初出場の選手が多く、おそらくその選手たちが後のウェーブでスタートして自分よりも速かったのだ。結果として、上げた順位とほぼ同じ数だけ順位を下げていた。しかも前の選手2人が後のウェーブの選手で、その差が6秒だったのはなんとも悔しい結果だった。

ここ数年の疲労が抜けず、体のあちこちに故障が出てきている。今年は特にそれが顕著に現れ、成績もぱっとしなかった。今年のレースはこれで終了なので、しばらくはゆっくり休んでリフレッシュしてから、来シーズンに向けての準備を少しずつ進めていこうと思う。

坂口晃一

皆生トライスロンに行って来ました

皆生トライアスロンのメカニックに行って来ました。
17日金曜日は朝から同行の森さんの自宅に行き車に乗せてもらって
皆生に向かいました。

台風の11号の為、大雨でした。
仕方なく昼過ぎに大阪を出発して、豪雨の中を皆生にむかいました。
途中、中国縦貫道で道路横の壁によじ登っている車を見かけました。
中央分離帯にでも衝突した後壁側に行ってしまったのか?
木が倒れて片側1車線になっているところもありました。
前が見えないぐらいの雨が降り、道路には水溜りが出来て危険でした。

翌18日土曜日は、朝からメカニックを行いました。
中国縦貫道は、私たちが通過して少ししてから通行止めになったらしいです。
後から来た人は大変だったようです。

選手も道路、電車、飛行機の都合で来れない人も多くいたようです。

本番の19日、日曜日は、5時前にレース会場に行き、
朝からメカニックを行いました。
朝からパンク、空気が入らない、変速が悪い等、結構忙しく仕事があります。

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スイムの後、自転車がスタートしてしばらくして、メカニックに車で出発です。
レース中もメカニックを行います。
小雨が降ったり、やんだりの蒸し暑い天候でした。
台風の影響もあり、パンク続出です。

変速ワイヤー切れも2件ありました。
定期的に交換しておれば、ワイヤーなど切れるものではないです。
全く交換していないのでしょうね。
これがブレーキワイヤーだったら、大変なことですね。

落車後、走行したら、変速機がスポークに巻き込んでチェーンが
スプロケットとスポークの間に入り込んで外れなくないものがありました。
まだ、走りますか?と尋ねると走りたいと言われるので、治さねばと奮闘しました。

まず、車輪を外すのにチェーンを2ヵ所切断して外しました。
ディレーラーハンガーも曲がってしまっていたので、修正したら折れてしまいました。
仕方なく、持参のハンガーをヤスリで削り取り付けました。
車輪は、スポークが折れて振れていたので、他のメカニックカーに載せてあった
車輪を借りて、走れるようになりました。

今年は、レース中も結構忙しかったですね。

20日月曜日は、ボランティアでメカニックカーに乗っていた塩谷さんの
曾おじいさんの功績を展示している 塩谷定好写真記念館に行きました。

記念館は曾おじいさんの住んでおられた家をリフォームして展示場、
喫茶ルームがあります。
建物も明治40年ごろ建てられたもので、写真を見に来る人もいれば、
建築的に価値がある建物を見に来る人もいるそうです。

帰りは、鳥取経由で帰って来ました。
途中珍しいものを見て写真を写しました。
風力発電機の羽根に人がよじ登っていました。

風力発電機

早めに帰り始めたので、甘く考えていた宝塚の渋滞情報が1kmとなったので
昼飯抜きで渋滞に突っ込んで行きました。
結局1kmが2kmに8kmにと抜けるのに結構時間がかかってしまいました。

『0泊3日全日本観戦記』(1人旅)

6月27日(土) 20時半ごろ家を出て、近くのスタンドでガソリンを満タンにして堺料金所から阪神高速に乗る。

ルートは、阪神高速(東大阪JTC)-近畿自(門真JTC)-第二京阪(久御山JTC)-京滋バイパス(瀬田東JTC)
-名神高速(小牧IC)-東名高速(小牧JTC)ー中央自(岡谷JTC)ー長野自(更?JTC)-上信越自(藤岡JTC)
-関越自(高崎JTC)-北関東自(岩舟JTC)-東北自(那須IC)

夜中に睡魔が、おそって来て、3回に分けて4時間ほど仮眠した。燃費の事も考えて、高速は、90キロ前後。

仮駐車場の小学校に車を止めて、ロードで会場まで移動。補給場に着いた時には、10時半を回っていた。
レースは、9時スタート。

レースを見るのも楽しみだが、昔の仲間と会うもの楽しみのひとつ。最初に、会ったのがナカガワさん。
いろいろ話ていると、1人の男性が、私が昔(20年以上前)走っていたことを、知っていると話かけてきた。
名前を聞くとイリベさんだった。
私の中のイリベさんは、奈良でハンドメイトでフレームを作っている人が浮かんだ。聞けばそのとおりだった。

イリベさんと話していると息子の応援で来ていると。そうシマノにいる入部選手が息子!

私達が、座って話してたのは、橋川健のテントとイス。遠慮して退こうとしたら、どうぞ、どうぞと言ってくれたので。
ずうずうしく座っていた。イリベさん、橋川健、私3人とも、今日が、初顔合わせ。

私が聞いたイリベさん情報は、もともとは、キャリヤを作っていて、そこから、フレームへ。
橋川健情報は、今ベルギーに住んでいて、子供2人がケンカするとオランダ語だって。

レースの方は、梅雨時期なのに雨が降らず曇り空。補給場の区間が短く、後半、落車が数件あった。
15時過ぎには、終わり、ナカガワは、さっさと帰る用意をしている。つられるように、私も帰ることにする。

16時までには、出発でき、来たルートを逆になぞって帰る。途中、仮眠して、道間違って(草津JTCー信楽往復)
4時過ぎには、帰宅。

往復距離、1520キロ。19.13km/L 。バモス(3AT)。睡眠6時間ぐらい。

あらきひろいち。

トライアスロンイン上五島2015

 今年で競技生活は25年目になるが、今までこんなにも開幕戦に不安を感じたことはなかった。昨年から今年にかけて仕事が忙しく、家庭の事情もあって練習がままならない。その上、何とも言えない疲労感が常にあった。脚全体のだるさと筋肉が凝り固まったような状態…ランの走り始めは膝が突然ガクッと落ちたりすることがあって、練習自体も辛かった。そんな状態ではあったが、5月の連休中は集中して練習することが出来たおかげで、少しずつではあるが調子は上向きで本番を迎えた。

 今年は伊藤君と優勝を争う池形君が、次週にレースを控えているためリレーの部でのエントリーをしていた。一方、地元でもおなじみの強豪選手である山野さんが久々に参加している。総合順位次第では年代別を争うことになる秦さんもいるので、表彰台への道は今年も厳しそうだ。

 午前9時にスイム2kmがスタートした。秦さんのすぐそばからスタートしたので、横を泳ぐ姿が見えている。ここ数年は同じか少し速いくらいのタイムで上がっているので、様子を見ながら後につく…つもりだったのだが、あろうことか序盤からどんどん離されていく。そればかりか、周りの選手がみんな自分より速く泳いでいるように感じた。心なしか手と足の動きのリズムがバラバラになっているように感じる。正直、ずっと感じている疲労感がまったくなくなったわけではなかったが、少なくともレースが出来るくらいには回復しているはずだった。しかし気持ちとは逆に体は動いていない現実がそこにあった。

 そんな状態だったので、バトルから抜けるのにはいつも以上に時間がかかった。一つ目のブイを回る頃に、ようやく順位が落ち着いた。今回のコースは正三角形ではなく、二等辺三角形のようだった。つまり、沖へ向かう距離と浜へ向かう距離が長く、浜と平行に泳ぐ距離が短い。なので、2つ目のブイまではすぐだった。この頃には泳ぎのリズムもつかめてペースも落ち着いてきた。前には2人の選手が泳いでいる。一人はリレーで参加している長崎の前田さんのようだ。ペースが同じなので、しばらく後につかせてもらった。浜に近づいてきた頃、前田さんのペースが落ちたように感じたので、少しペースアップして追い抜く。少し調子が上がってきたかも?そう思いながら浜に上がり時計を見る。13分45秒ほど…正直遅い…前の選手もだいぶ離れてしまっていたので、しばらく一人旅になりそうだった。

 2周目はバトルがない分、少し楽に感じる。コースアウトしないように時々前を確認しながら自分のペースで泳いだ。前の選手には追いつけないが、後から抜かれることもなかった。浜に上がってタイムを見ると28分15秒ほど…ラップタイムは14分30秒とペースは落ちているが、順位は落としていないのでよしとしよう。

 3周目は一つ目のブイが近づく頃からうねりが出はじめた。呼吸と波のタイミングが微妙にずれて、たびたびストロークのリズムが崩された。一つ目のブイを回ってもしばらくはうねりの影響を受けながら泳ぐ。何人か選手を追い抜くが、明らかに周回遅れの選手だった。大幅なペースダウンも覚悟しながら浜に上がって時計を見ると43分ちょっと…ラップは15分程度といったところか…思ったよりは落ちていなかったので少しほっとしながらタイム計測のエリアを通過した。タイムは43分26秒…出遅れた感じはしたが、まだバイクの数は多かったので、全体的に遅いようだった。

 バイクに移って最初の上りで一人選手を追い抜く。しばらくして最初の頂上の手前で沖縄の千葉さんを追い抜いたくらいから、バイクの調子は良いように感じた。しかし、ここからはなかなか前の選手を捉えることが出来ない。米山もずっと一人旅だった。かなり出遅れたのか?またはそんなに調子が良くないのか?少し焦りに似た感覚もよぎったが、そんなことを考えても仕方がない。もともと絶好調で迎えた訳ではないのだ。今自分に出来る走りをするだけだと言い聞かせながらペダルを踏んでいった。

 2周目に入る頃、ようやく前を走る2人の選手を視界に捉えた。まだ1周目を終えたところなので、周回遅れではない。頂上手前で追い抜き、そのまま下りに入る。下りの勢いを利用して、次の上りに入る頃にはもう一人選手が見えた。当然1周目よりスピードは落ちているが、不思議なもので追い抜くときにはメーターの数字以上のスピードが出ているような感覚になる。抜いた直後に勾配がきつくなるところもそのままの勢いで走りきることが出来た。

 しばらく下って、小刻みなアップダウンのある海岸線沿いのコースを走る頃には周回遅れの選手が前に見えた。アクアスロンの選手も多く走っている。うっかり追突しないように、下りのブラインドコーナーは慎重に走った。

 2周目の米山もさほど辛く感じずにクリアする。下っている途中で、ハンドサイクルで走る五島市の川谷さんを追い抜いた。川谷さんは交通事故の後遺症のため、足が動かない。以前、リレーの部でスイム担当として出場したことがあったが、今回は単独での出場だ。周回遅れなので、もう1回米山を上ることになる…「がんばって!」と一声かけて追い抜いた。

 下りきったところでコースを離れ、港の前を通ってバイクフィニッシュへ向かう。奈良尾大橋に差し掛かると強烈な向かい風に出迎えられた。ここでがんばってもあまり意味がないので、ランに備えるべくバイクシューズを脱ぎながら走る。

 バイクトランジットに入ると、バイクの数はそう多くはなかった。現在7~8位くらいか?当然、秦さんのバイクもあった。(というかラックは隣)伊藤君、山野さん、女子トップであろう柴田さんが前を走っているだろう…そして知らない選手のバイクが1台?2台?やはり年代別表彰は秦さん頼みのようだ。

 ランシューズを履いていると、後続の選手がバイクフィニッシュに近づいているようなアナウンスが聞こえた。追い上げられている気配はなかったが、ずっと後にいたようだ。逃げ切れるだろうか?そんな不安を残したままランをスタートした。

 後から迫られている状態ではあるが、ここのランはまず自分に負けないことが重要だ。上りでただでさえ重い足がなかなか前に出ない。1kmでのラップは5分を少し切るくらい…やはり遅めの入りだが、後からの気配はまだ感じない。

 2km地点…墓場の前の激坂に差し掛かる直前ではキロ4分30秒まで上がってきていた。普通に走ればまず大丈夫…そう言い聞かせながら激坂を上る。

 頂上にはエイドがあって、地元の高校生たちが水やスポンジを差し出してくれていた。そのときに選手の名前を呼んでくれるのだが、僕が過ぎてしばらくしてから声援が聞こえる。
「○○口さ~ん、がんばって~」
明らかに「坂口」ではない…
とても後が気になったが、振り返らないことにした。

 頂上を過ぎてからは海岸線に出るまでしばらく下る。途中でバイクを降りて休憩している選手がいた。諫早の古賀さんの息子さんだ。彼は昨年まで上五島高校に在学していて、写真部としてレース写真を撮ってくれていたそうだ。今年は大学生になって、親子で出場している。一声かけると「足が攣って…」と、かなり辛そうだった。

 海岸線に入ってしばらく行くと、トップの伊藤君がダントツで走ってきた。昨年は柴田さんとのデッドヒートを目の当たりにしたが、今年は余裕がありそうだ。

 僕のほうはというと、エイドや沿道の声援を聞くたび、次の声援までの間隔を測っていた。どうやら「○○口さ~ん」は「原口さ~ん」のようだ。そしてその間隔は確実に短くなっていった。

 2位を走る山野さん、3位を走る柴田さんに続いて、40歳代と思われる選手(ゼッケン番号で大体判断できる)とすれ違う。そして5km過ぎのエイドを過ぎたあたりで秦さんとすれ違った。秦さんは現在5位で男子では4位だ…ということは、このままの順位だと年代別1位は秦さんで、前の選手(男子)を抜いても年代別1位が入れ替わるだけである。つまり、他力本願ですらなくなってしまったのだ。

 ここで少し気が抜けかけたのだが、後ろから迫る原口さんには抜かれまいと力を入れる。6kmの折り返しの手前は上りになっていて、ここで引き離すべくペースを上げた。上りの途中で6位の選手(おそらく30歳代)とすれ違う。そして折り返しが見えたところで自分が現在7位であることを確認するとともに、折り返しで原口さんの姿を初めてはっきりと見ることが出来た。

 少しペースを上げたおかげか、若干差が開いているように見えた。しかし、原口さんの足は軽そうである。このままでは追い抜かれてしまいそうだった。折り返しを過ぎてからの上りで力を入れる。後が気にはなったが、振り返らなかった。

 エイドで声援を聞く…僕への声援の後に続く、原口さんへの声援までの間隔は確実に短くなっていた。そして7km過ぎ…自分が失速しかけていたのもあったが、原口さんが一気に追い抜いていった。残りの距離と今の状態を考えれば、無理して追うことも出来なかった。少しずつではあったが、差が開いていく。とにかく集中力を切らさないように努めた。

 後から迫ってくる選手はいない。どうやら順位は確定したようだった。最後の上りもクリアし、あと2kmあまり…躓かないように注意しながら下る。開会式会場の「しおさい」の横を通って、港の前の道をしばらく行くと残り1kmだ。交差点を右折して最後のトンネルに入る頃、ちょうど出口に差し掛かる原口さんが見える。差は1分ほどか…残り1kmを切って追いつくような差ではなかった。

 結局そのままフィニッシュ。3時間14分52秒、総合8位で年代別は2位という結果になった。またも表彰台を逃したのは残念だったが、練習不足の不安がある中、ここまで走れたことが素直にうれしかった。それは今現状での力は出し切れたからだと思う。今年はあと7月の長崎西海に出場して、早くもシーズン終了となる。練習不足の不安が全くなくなったわけではないが、しっかり準備して臨みたいと思う。

坂口晃一

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ジョギング

世間はゴールデンウィークと言うのに、何時もの通り仕事です。
ゴールデンウィークに間に合わなかったものもあります。
申し訳ありません。

天気も良いので早朝ジョギングに出かけました。
近所の農家の若も早朝より仕事をしていました。

体重は減量して維持しています。
ジョギングも出来るようになりました。
気持ちよい汗をかきました。

肩の調子も、上のものをとることも出来ない状態でしたが、
工房内に作ったぶら下がり器にぶら下がれるようになりました。
まだ、ケンスイは出来ませんが。

ジョギングコースにあせびの花が満開になり、甘い臭いを放っています。
ジョギングからか帰って来て、カメラを持って自転車で写しに行きました。
三脚を持って行かなかったので、ぶれてますね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

サイクリング

天気も良いので、久し振りにロードでサイクリングして来ました。
サイクリングと言っても下里町2周です。
ロードの乗り方を忘れるぐらい長い間乗っていませんでした。
心地よい汗をかいて帰って来ました。

膝の調子も良いので先日、ジョギングをして見ました。
2日続けました。
足の裏がひび割れて血がにじんで歩けないぐらい痛くなりました。
足の甲がかさかさでひび割れています。
毎日クリームを塗って手入れをしているのですが、年ですね。

右肩の調子は、自転車に乗っても痛くなくなりました。
以前は、自転車に乗ると痛くてたまりませんでした。
でも、まだケンスイは、出来ません。

あちこちガタが出てきました。
年を感じるこのごろです。

ひわさうみがめトライアスロン2014

ひわさうみがめトライアスロン2014

長崎西海トライアスロンから一週間後、今年はうまく日程がずれてくれたので、2年ぶりの二週連続参戦となった。長崎西海では例年のような猛暑とはならず、しかも強風の影響でランが短縮されたため、体へのダメージは比較的少ないはずだった。しかし、思わぬ落とし穴が待っていた。

長崎西海でのレース翌日、夕方にかけてやたらとのどが渇いた。おかしいなと思っていると、鼻の奥が少しツンとするような感覚…上咽頭炎をともなう風邪のようだった。症状は軽かったので、かかりつけの耳鼻科に通ったり、ビタミンCを意識してたくさん摂ったりして凌いできた。症状は重くならない代わりに軽くもならない…そんな状態で出発の日を迎えた。

レース前日の土曜日、渋滞を避けるために朝6時に家を出る。途中、淡路島のSAに寄って休憩するが、少し眠気を感じる。運転に支障を及ぼすものではなかったが、明らかに体調が悪い。

10時に日和佐到着、少し体が重い気がするが、今回は2年ぶりの参加となるため、バイクコースの試走に出かけた。天気は曇りで、さほど暑さは感じない。しかし、鼻からのどにかけての違和感が尋常ではなかった。それでも流しながらではあるがバイクコース約40kmを走った。

昼食後に持ってきていた市販の風邪薬を飲んで、会場近くの温泉に入ると意識が朦朧としてきた。うつらうつらとして、気持ち良いやらしんどいやら…複雑な気分だったが、少しすっきりしたので宿へ向かった。

宿に着いてからは、夕食をとったり長崎西海のレースレポートを書いたりして過ごした。夕食後の風邪薬の影響なのか、眠気が襲ってきたので21時過ぎには就寝する。

レース当日の朝、意外と目覚めはすっきりしていた。風邪薬が効いてくれたのだろうか?ともあれ、前日が風邪のピークだったのだと思うようにした。6時半に宿を出て、7時に会場入りする。準備を済ませてアップのため、バイクコースに向かった。

バイクコースは日和佐の市街から河川敷にかけて、少し平地区間を走った後、阿波サンラインに入るといきなり9%の上りが現れる。この坂は途中で10%になり、上りきったところのトンネル入り口がちょうど5km地点だ。アップとして、ここまでを目標に走る。

「もしすごくしんどかったらDNS(出走せず)かも…。」そんな思いで走ったが、幸い前日の試走で感じたような、鼻からのどにかけての違和感はなく、何とかスタートできそうだった。少しほっとして会場に戻る。

トランジットエリアで準備していると、隣は久々に出会うアミューズの丹羽さんだった。また、先週の長崎西海でもご一緒した福岡県の龍頭さんがはるばるやって来ていた。ランでのアップをして戻ってくると、毎年淡路島一周でご一緒する「たらちゃん」こと、太田良さんにも出会った。いつも一緒に参加する愛媛の齋藤君が今年は参加しておらず、一緒に参加するはずだった同じ職場の福森さんが仕事で来れなかった。なので、少しさびしかったのだが、それ以上に多くの人に会うことができて、風邪引きのしんどさを少し忘れることができた気がした。

午前9時に第1ウェーブがスタートする。同時にスタートする人数は、前週の長崎西海では約100名だったが、今回は約190名…ほぼ倍の人数である。しかし、スタートラインが比較的幅広く設定されているので、前週ほどのバトルもなく、早い段階で自分の泳ぐラインが定まっていった。しかも波はほとんどなく、海は驚くほど静かだ。

スイムのコースは、最近では珍しい行って帰るだけの直線コースだ。100mごとに三角のブイが設置されていて、大きく番号が表示されている。なので、自分が今どこまで泳いできたのかがよくわかる。次のブイに到達するまでの体感的な時間は確実に短い…というよりはプールでの感覚に近いといったところだろうか?このままいけば30分は余裕で切れそうだ。風邪で体がつらいことも忘れて次のブイを目指す。

例年、最初どんなに海が静かでも、沖に行けばうねりが出て泳ぎ辛くなってくる。今年はどのあたりからだろうか?そんなことを考えながら泳いでいるうちに中間点の大きなブイが見えてくる。海は相変わらず静かだ。このレースには10回以上出場しているが、こんなに泳ぎやすいのは初めてだった。中間点の大きなブイを回って折り返す。

少しだけペースが落ちたように感じはしたが、泳ぎやすさは変わらない。最後のブイの横を通過して砂浜に上がる。早速時計を確認すると27分ちょうどだった。砂に足をとられながら、少し走って計測ポイントを通過したときは27分19秒だった。

防波堤の切れ目から海岸線沿いの道に入り、少し走って神社の境内に設置されたバイクトランジットエリアに向かう。トランジットエリアは横長に設定されていて、走る距離が結構長い。僕のゼッケン番号は113で、例年ならバイクスタート側の端のほうである。しかし、今年はエリアのほぼ真ん中だった。走る距離は当然ながら、みんな平等になっている。しかし、バイクシューズをしっかり履いてからスタートする者としては、バイクシューズで走る距離が長くなるのは少し辛い。だからといって、バイクシューズをペダルにつけてスタートするのはここ10年くらいやっていない。もちろん練習もしていないので、いつもどおりバイクシューズをしっかり履いてからスタートした。

役場前の通りから厄除橋を渡り、日和佐駅前を通って阿波サンラインへ向かう。風もほとんどなく、抑え気味でも楽に巡航できた。阿波サンラインに入ると、しばらくは本格的な上り区間がはじまる。スイムは無事に済んだが、のどに爆弾を抱えていることには変わりがない。息を上げすぎて咳き込んでしまったら、一気に苦しくなってしまうことは明らかだった。先行する選手を一気に捉えてしまうチャンスだったが、抑え気味に走った。それでも少しづつ、確実に前を走る選手を捉えていく。先週と同じく1枚軽めのギアで上っているせいか、足の負担も抑えられているようだ。

5km地点のトンネルを抜けて、少し勾配が落ち着いた思ったら、また上りになる。このあたりから周りはレベルが同じくらいの選手同士になり、抜きつ抜かれつがはじまる。第1展望台から第2展望台は上り基調で進んでいく。下りで抜かれても上りで追いつき、少しづつ引き離す。抑え気味でもいつもと同じ調子で走ることが出来ているようだ。いや、抑えている分だけ少し足にも余裕がある。

ひわさ2014bika1

第3展望台に差し掛かる頃、福岡県の龍頭さんが追いついてきた。僕と同じく長崎西海からの二週連続となるため、レース前は「ゆっくりいきますよ」とは言っていたものの、やはり調子は良さそうだ。下りの勢いで一気に追い抜かれ、直後の上りでもどんどん離されていってしまう。この調子だと年代別での表彰台も狙えそうである。風邪引きがなくてもついていけないような速さだった。

第3展望台を過ぎると、折り返し手前までの間は「隠れ平地区間」となる。「隠れ」というのは、前後のアップダウンにまぎれて、実は平地であることがわかりにくいからだ。厳密に言えば上り基調になっている部分もあるのだが、思い切ってギアをかけて走ったほうが確実に速い。ここでギアをアウターに入れなおした。

「隠れ平地区間」をしばらく走っていると、オープン参加となっているプロ選手である細田選手がダントツのトップで折り返してきた。そこからしばらくして後続の選手が次々と折り返してくる。例のごとく、現在の順位を確認するために選手の数を数える。トップ10まではまばらだったが、折り返しが近づくにつれて選手の数が多くなっていった。

結局折り返し地点での順位は54番目だった。リレーの選手や第2ウェーブ以降の選手もいるので正確な順位ではないが、目安としては十分だった。例年と比べても同じような順位だ。ここからバイク終了までどこまで順位を上げていくことができるか…。ここまで抑えて走ってきたせいか、足の負担も軽く感じた。往路より復路のほうが少し楽なので、50番以内までは上げることができるかもしれない。そんなことを考えているうちに、風邪引きのことは少し忘れつつあった。

ひわさ2014bike2

折り返し後の長い上りで一人の選手を捉える。しかしそこからなかなか順位を上げることができない。一人抜いてはまた一人抜かれ、同じ人と何度も順位が入れ替わった。

復路の最後にある10%の上りに差し掛かったときに二人捉えたが、そのうち1人にはまた追いつかれた。そのまま下りに入ったところで少しずつ離されていく。ここで次のランのことを考えてふと我に返った。呼吸を整えておくためにもあまり無理はせず、流し気味でバイクフィニッシュに向かう。結局、抜いた数と抜かれた数は同じで、バイク後半では順位を上げることはできなかった。

ランに入ると、のどに抱えた爆弾が突然蠢きはじめる。バイク終了までにはすっかり忘れていたのどの違和感が急に甦ってきた。大きく息を吸うと咳き込んでしまいそうなので、自然と呼吸が浅くなる。まるで酸素が肺まで届いていないかのような感覚だ。そのせいかストライドも伸びない。このまま最後までしっかり走りきれるのだろうか?そんな不安が頭をよぎる。それでも前を走る二人の選手との距離が徐々に縮まっていく。このままペースを保てばそのうち追いつきそうなので、焦る気持ちを抑えながら走った。

しばらく川沿いの道を走り、橋を渡る手前で前の選手二人を捕らえた。一気に突き放すことはできないが、ペースをしっかり保てば自然と距離は離れていく。この頃から少しずつ暑さを感じ始めたので、エイドではしっかり給水し、ビニール袋に入った氷も受け取った。

田んぼの真ん中を通る道を真っ直ぐに走る。日差しはそれほどきつくはなっていなかったが、日陰がまったくないので思った以上に辛い。中学生のボランティアが用水路の水を汲んでかけてくれる。このレースに出たことのある人は誰もが覚えている風景だ。

序盤で2人を抜いてから、しばらく順位に動きはなかったのだが、ここで一人抜かれる。程なく前でペースダウンしている選手を捉えたが、その後すぐに別の選手にも抜かれた。

しばらく走った田んぼの真ん中を抜けると、ほんの少しだが上り基調となる。呼吸はだいぶ整ってきたが、相変わらず浅いままだ。折り返し地点も近づいてきて、ペースを上げたいところだったができないでいた。そんな時、また一人の選手に抜かれる…と、その選手は序盤に抜いたうちの一人だった。少し距離が離れるが、しばらくすると走るスピードはほぼ同じになったようで、距離はあまり変わらない。

折り返しを過ぎて、今度は少しだけだが下り基調となる。今の段階で順位はバイク終了から変わっていない。先ほど抜かれた選手との距離も少しずつ縮まってきていた。何とかこのまま踏ん張れれば…そんな思いで走っていたが、少し足にきはじめる。7km地点を過ぎたあたりで二人の選手に抜かれた。そしてそのうちの一人は序盤に抜いた二人の選手のうち、もう一人の選手だった。残り3kmということでペースを上げているのだろうか…目に見えて距離が離れていく。そして、少しずつ縮まっていたはずの前の選手との距離も開きはじめた。

いつもならこちらもペースアップして後を追うところだが、のどの爆弾がそれを許さない。最低限のペースを落とさないことが精一杯だった。残り2kmを切って、今まで走ってきたコースの復路から外れてフィニッシュ地点に向かう。真っ直ぐ続く道の先に左折する交差点が見えているが、なかなかたどり着かない。

残り1km地点…ここで3人の選手に次々と抜かれる。この地点でこんなに抜かれたのは最近記憶にない。ここまで何とか保ってきた集中力も切れかかっていた。ラストスパートをかけるでもなく、ただひたすらにフィニッシュを目指す。

とにかく早く休みたい…その思いでフィニッシュゲートをくぐる。結果は2時間35分8秒と、2年前より1分半ほど速かったのだが、順位は62位とバイク終了から10も順位を下げてしまうことになってしまった。レースコンディションはこれまでこのレースに参加した中で一番良かった。それにもかかわらず、自分のコンディションが整わなかったため、納得いく結果にならなかったことが悔やまれる。それでも何とか走り切れたことは収穫だったと思いたい。

昨年と同様に、今年も7月でトライアスロンシーズンは終了となってしまった。どこかのレースを探そうかとも思ったが、体調が回復しないうちはそんな気にもなれないだろう。連戦と風邪のダブルパンチで少々グロッキー気味なので、しばらく休んでシーズン後半のマラソンに向けて準備していこうと思う。

坂口晃一

長崎西海トライアスロン2014

長崎西海トライアスロン2014

大会の一週間ちょっと前…台風8号が発生し、日本に向かって進んでいた。毎日毎時進路をチェックするたびに通過予想が遅れていく。このままでは大会当日に、九州は通過していても大阪には接近していることも考えられた。
意外な形で大会出場が危ぶまれたのだが、幸いにして大阪での影響は少なく、無事通過してくれた。しかし、万が一を考えて日程調整をしたせいで、例年金曜日に佐世保までは行っていたのが、今回は土曜日に直接現地入りすることとなってしまった。

早朝に出発し、大島に到着したのは午後2時過ぎだった。自宅を出てから8時間…少し疲れがあったが、佐世保に到着してから降り始めた雨も止んでいたので、バイクでの試走に出かける。曇り空で気温もあまり上がっておらず、風もそう強くなかったので、気持ちよく走ることができた。

試走後に受付と車検を済ませて、競技説明会と開会式に出席する。
「明日の降水確率は70%で、残念ながら確実に雨です。」
「私は雨女でして~…」
説明会の内容や、開会式での来賓や招待選手の挨拶では、皆口々に当日の天候についてのコメントをしていた。
僕はどちらかというと晴れ男で、レースのときに雨が降ることは少ない。しかし、今回ばかりは雨のレースになりそうだった。
「台風が過ぎてくれただけでも良しとしよう…」
そんな思いで大会当日を迎えた。

当日の朝、前日の夜から降り始めた雨は少し小降りになっていた。しかし、ここから晴れてくるような気配はもちろん皆無だった。しかも風が強く吹いている。今大会でおなじみの猛暑はないが、雨風が強く厳しいレースになりそうだった。

スタート直前、入水チェックのために並んでいると、長崎県協会の加納さんから選手全員に向けてアナウンスがあった。
「今日のレースは、大島大橋が二輪車通行止めとなったため、ランを短縮します。」
距離は約6km…計測はしていないので正確ではないが、とにかく半分ほどになるのだという。バイクでの向かい風ばかりが気になっていただけに、ランの短縮は意外だった。

午前9時に第1ウェーブがスタートし、以後は2分間隔で第4ウェーブまでとなっている。今回は例年より参加者が増加しているため、ウェーブごとの人数は100名となっているらしい。それもあってか、今年はいつも以上にスタート直後のバトルが激しかった。

最初の競り合いで少しゴーグルがずれたので、直しながら泳いでいく。ようやく自分のラインが定まったかと思った瞬間だった。いきなり前を泳ぐ選手の足の裏がまともに僕の顔面に入った。平泳ぎのキックである。ゴーグルが大きくずれてしまったので、しっかりと直してから再び泳ぎ始めると、すぐに先ほど僕の顔を蹴った前の選手に追いついた。まだ平泳ぎをしている。というか、ずっと平泳ぎのようだった。昔は平泳ぎ禁止などのルールもあったはずなのだが…。引き止めて文句を言いたい気分になったが、そんなことをしても時間の無駄なので、また蹴られないように距離を空けて追い抜いた。

少しほっとした瞬間だった。今度は左側から上に乗ってこられた。その瞬間、ちょうど左腕を水面に上げた状態だったため、肩関節に変な力が加わってきた。
「!!やばッ!!」
肩が抜けそうになったのである。以前、躓いて転びそうになったときに手を着いて亜脱臼をしたことがあり、それ以来、何かの拍子に肩が抜けたことが何度かあった。今まさにそのときの感覚が走ったのだ。

幸いにして、無理に肩を回さなかったおかげで脱臼することはなかったが、100mも泳がないうちにかなりのロスをした気分になってしまった。しかし、まだまだ先は長い…。気を取り直してまた泳ぎ始めた。

一つ目のブイが近づいてきたとき、強風によって海面に激しく波が立ち始めた。ようやくバトルを抜けたと思ったら今度は荒波である。波の間隔と呼吸のタイミングをあわせながら、何とか一つ目のブイを回る。

折り返して2つ目のブイを目指していると、赤のスイムキャップの選手が見え始めた。第2ウェーブの女子選手である。いつもより抜かれるのが若干早い気がした。しかし、先ほどの荒波が少しましになったせいか、2つ目のブイまでは早く到達できた。

2つ目のブイを回ると、漁港内を右に左に曲がりながら周回チェックのポンツーンを目指す。ポンツーンに上がってタイムを確認…12分ちょうどで、それほど速くはなかったが、序盤のもたつきから考えると上出来だ。あとは2周目でタイムを落としていなければいいのだ。

2周目に入ると、周回遅れの選手の間を縫うように泳ぐことになる。平泳ぎの選手がいる確率が高くなるので注意が必要だ。序盤で思い切り蹴られただけに、かなり慎重になっていたが、今度は蹴られることもなく一つ目のブイを回る。

2つ目のブイを目指して泳いでいると、今度は急に目の前が見えにくくなった。そのうえ、木の枝や落ち葉が顔に当たり、一部は口に入り込んでくる。強風による荒波で海の中がかき混ぜられているようだった。

この大会でこんなにいろんなことが起こったのは、あまり記憶がない。それだけに2周目のタイムは自信がなかったのだが…11分55秒と、思ったよりも速かった。この時点で23分55秒…コンディションが悪いながらも、このままいけば30分は切れそうだ。少し気をよくして再び泳ぎ始めた。

コースを2周した後は、コースロープと反対側の岸壁に沿って泳ぎ、途中に設けられた階段から遊歩道に上がる。上がった瞬間のタイムは29分ちょうどだった。ここからトランジッションエリアのゲートまで少し走ったところが計測ポイントである。タイムは29分48秒…とりあえずは合格である。

バイクに移ってしばらくの平坦では風の強さをあまり感じることはなかった。しかし、徳万海岸からの上りをクリアして、若人の森の横を下っていく頃から徐々に風が強くなっていく。最近、ペダリングにおいて内転筋をしっかり使えず、平地や向かい風でがんばって踏み込むことができていなかった。そこで、今回は1枚ギアを落として回転重視で走ることにした。

2014長崎西海bike

大崎高校前のあたりで、進む方向が変わっていくので、同時に少しづつ追い風になる。このときだけはまた1枚ギアをあげるが、崎戸町へと続く道との分岐点で右折し、細かなアップダウンが続くところでは無理に踏み込まず、普段より1枚軽めのギアで走った。

これが良かったのか、いつもより早い段階で自分のリズムをつかめているような気がした。コース中一番の上りである塔ノ尾も思ったより軽くクリアできている。ただ、いつもはここでかなりの選手に追いつくのに、この日は一人しか追い抜けなかった。スイムが比較的速かったからなのか、他の選手はもっと速いのか…少し気にはなったが、調子の悪さは感じない。細かいことは気にせず、自分の力を出すだけである。

塔ノ尾から下りきって、また少し上った地点にあるトンネルを出たところで大泉愛輪会の井原さんとも親交のある福岡県の日高さんが追い抜いていく。スイムは少々遅れたようだが、バイクラップ1位を争う選手だけあって、あっという間に置いていかれた。もちろん着いていくことはできないので、次第に小さくなる背中を見送る。

牛ヶ首辻の上りをクリアし、下りきったところから続く防波堤区間で、何人かの選手を捉えながら走っていると、佐賀県の久保さんが抜いていった。ラン勝負になったら久保さんには到底敵わないが、バイクなら何とか着いていけそうだった。ドラフトゾーンをキープしながら後を追う。民宿大島の前から続く上りで追いつき、そのまま追い抜く。

造船所の敷地内では強風の影響をまともに受けた。奥へ進んでいくときは追い風で、軽く走っても時速40kmに達するが、出口に向かうときには時速30kmを維持するのが精一杯だ。先ほど追い抜いた久保さんにまた追い抜かれる。

造船所の敷地を出て、馬込港に向かう道路では向かい風がより強く吹き付けてきた。前を走る久保さんも若干スピードダウンしているが、離されないように必死に走る。

バイクの1周目を終えて、徳万海岸へ向かう平地区間で久保さんのペースが上がらない。2周目は久保さんに着いていこうかと考えていたが、自分のペースのほうが若干上がってきたような感じがしてきたので、徳万海岸からの上りに入る直前で追い抜いた。

2周目に入っても風は相変わらず強かった。1周目と同じくギアを1枚落として走る。追い抜くのは周回遅れの選手ばかりとなってきた。塔ノ尾の手前で1人の選手に抜かれる。同じ第1ウェーブの選手だ。少し離されるが、上りに入るとじわじわ差が詰まってくる。このままいけば頂上で捉えられるかと思ったが、少しだけ及ばず下りから平地にかけてまた離されてしまう。そんな調子で走っているうちにペースも上がってきた。

造船所敷地内の向かい風区間で、また一人同じ第1ウェーブの選手に追い抜かれたが、ランに備えるべくそのままのペースを保ったままバイクを終えた。タイムは1時間12分30秒…1時間10分を切るくらいで走りたいところだが、この風向きと現在の調子ではこれが精一杯だろう。

ランに入ると、先ほど追い抜いていった選手が20m前を走っていた。距離が短縮されているので、はじめから上げていかなければならない。何とか追いつくべくペースを上げようと踏ん張るが、寺島大橋への上りでじわじわ離されはじめた。

寺島大橋を渡ったあたりで福岡県の中山君が雄叫びをあげながら下ってきた。すごい勢いだった…。それから少し遅れて、同じく福岡県の赤嶺さんがやってきた。昨年に続いての年代別1位を狙っての出場だが、風邪気味で体調は良くないようだ。声を掛けあってすれ違う。

大島大橋がコースから外されているので、橋に差し掛かる手前の広くなった部分で折り返す。残り3kmちょっとといったところだろうか?そろそろ仕掛けなければならないところだが、本来ならば序盤である。まだリズムが掴みきれていない。

寺島大橋を下ってファミリーマートの前を通り、開催当時のフィニッシュ会場だったグラウンドに続く急坂を上る。ここまでランで走ってきた距離が短いとはいえ、かなり堪える。

親和銀行前のエイドでは毎年お楽しみのスイカが待っていた。猛暑だった昨年よりは感動が若干薄かったが、ありがたく2切いただく。

団地の中を下っていく急坂の手前で赤嶺さんとすれ違い、また声を掛けあう。その前に第1ウェーブの選手がたくさん見えたので、年代別1位は厳しそうだ。

急坂を下りきって、平地区間をしばらく走ると折り返し地点がある。ここから後の選手との差を確認すると、やはり久保さんが迫ってきていた。残りは1kmちょっとのはず…ランが普通に10kmだったら確実に捉えられてしまうが、何とか逃げ切れそうだ…いや、ここは逃げ切らなければならない。そう思うと少し気合が入るとともに、距離的にもようやくペースが上がってきた。今頃ではもう遅いのだが、なにぶん距離が短いのだから仕方がない。

先ほど下ってきた団地の中の急坂を上りきると残り1kmだ。久保さんのほかにも選手が迫ってきていたので、追いつかれないように踏ん張る。右手に以前行ったことのある居酒屋「蜻蛉」やカラオケ「どんどん」を見ながら、商工会のところまで下って県道に入り、左折するとフィニッシュはもうすぐだ。

2014長崎西海run

後が気になるが、振り返らずに走る。心配されていた天気はすっかり回復し、そのせいで沿道で声援してくれる人たちの数も多くなってきていた。その声援の様子から、まだ追い抜かれそうな状態でないことはわかる。文化ホールに続く道との交差点を右折し、フィニッシュに向かう。

結果は2時間3分47秒で、一般の部での完走者257名中22位、年代別は8位だった。今年は参加者が多かったせいかレベルも高かったように思う。また、昨年の猛暑とは打って変わって今年は気温が上がらず、強風のためにランも短縮となった。サバイバルレースとなってランで順位を上げるというパターンに持ち込めなかったことも、イマイチ順位が上がらなかった一因かもしれない。いずれにせよ、平地と向かい風という決定的な弱点をまずは何とかしなければならない。

今大会前に、出場を予定していた宇久での大会が残念ながら中止となってしまった。なので、思いがけず次の週に出場する「ひわさうみがめトライアスロン」が現時点でトライアスロンの今季最終戦になってしまった。2年ぶりの二週連続出場…涼しかったコンディションとラン短縮で体へのダメージは比較的少ないと思われるが、結果は如何に??

<続く>

坂口晃一