滝畑ダムにサイクリング、
ダムで休憩、コーラをボーとしながら飲んでいる娘!!!
週末はバーベキューのお客さんがたくさん来ていますが、
平日はお客さんいない、まだ昼には早いからこれから来るのかな?
空気も本当に綺麗です。
車に自転車を載せて橋本に行き、紀ノ川沿いのサイクリングロードを
サイクリングしようといつも留める河川敷の駐車場に行きました。
しかし、閉鎖されていました。
仕方なく道の駅「柿の郷くどやま」に行き車を置き、サイクリング
しました。
サイクリングロードと言っても、全く標識が無く、
道路にブルーのラインがあるだけ、それもところどころ
繋がっていない???
何度も間違いそうになりながら、走行しました。
途中、紀ノ川の堤防沿いに設定してあるロードは道幅も広く
走りやすかったです。
天気はどんより曇っていて見通しが悪かったですね。
晴れていたら、山の桜がもっと綺麗に見えただろうに。
「連続出場が途切れるのは残念でしたが、これからずっと続けるために手術を決心しました。来年は必ず復帰します!」
昨年、出場はできないまでも観戦に行ったとき、思いがけず閉会式で機会をいただけて話した内容である。
先月の上五島大会ではメンバーにも恵まれ、リレーの部で優勝することができたが、
その後は仕事の忙しさや家庭の事情から練習できない日々が続いた。
なかなか調子が上がらない…いや、むしろ下降線になってしまっていた。
満足に走れないくらいなら、今年はあきらめたほうが良いのではないか?…そんな思いまでが頭をよぎる。
楽しみにしていたはずのレースなのに…二年振りのトライアスロンということで、
これまで当たり前のように完走できていた自分とのギャップが、
いつのまにか大きな不安となって心の中に居座ってしまっていた。
スタート前…いつも以上に入念なウォーミングアップを行う。宿からの移動を含めて、バイクは少し長めに乗った。
スイムは7時50分からの10分間しかなかったが、ウエットスーツを着ずに時間いっぱいまで泳ぐ。
一番不安があったランも、感覚を確かめながら、時には裸足でも走ってみた。
普段あまりしないストレッチも時間をかけてやってみる。
以前と違って、体の芯に灯が入るまでには時間がかかるようになってしまったが、これが今ここでの現実なのである。
「こんなはずじゃない」と否定しても現実は変わらない。素直に受け入れて、目の前のレースに集中することにした。
9時に第1ウェーブがスタートする。久しぶりのスイムバトルである。
まず第一の不安だったが、思ったよりスムースに位置取りをすることができた。
練習不足で調子が上がらず、あまり負荷をかけた練習ができなかったので、まずはリズムを作ることに努めた。
沖合いに出る寸前にあるブイを回って折り返し、スタートのほうまで戻っていく。
ここでコースロープがいったん途切れ、それまでとは逆の、左側にあるコースロープに沿うように泳ぐ。
ここで早くも2分後にスタートした女子選手が追い抜いていく。
いつもより早い時点だが、自分も遅いので当然である。
漁港内を右へ左へターンしながらスタート地点まで戻るのだが、ここでゲストアスリートである道端カレンさんが追い抜いていった。
自分は相当遅いのか??と一瞬焦ったが、それに加えて彼女もかなり実力をつけている(昨年は一般女子1位)ので当然である。
気を取り直して、周回チェックのためのポンツーンに上陸し、タイムを確認する。
13分45秒…いつもより1分30秒近く遅いが、あまり消耗は感じなかった。
それなりにリズムも作れているので、それを崩さないように2周目に入る。
2周目に入ると、後からスタートした学生選手が追い抜いていく。
同じウェーブの選手が少なくなって泳ぎやすくなってきたところで、また小さなバトルに巻き込まれた。
それも少しの間だけだったので、何とかやり過ごして自分のペースを作る。
時折、ペースのあう選手についていきながら泳いだおかげで、心配されたペースダウンはなさそうだった。
2周目を終えてポンツーンに上陸し、タイムを確認する。
27分15秒…1周目よりわずかだが速い。スタートとの違いを考えるとペースはほぼイーブンである。
少しほっとしながら、ポンツーンからゆっくりと飛び込んだ。
3周目に入ってしばらくすると、やたらと水飛沫が激しい箇所に入る。
「また後から学生選手が来たのかな?」
そう思ったが、その気配はない…実は、雨が激しく降り始めたのである。
泳いでいるので雨は関係ないのだが、そのままバイクに移ると思うと少し憂鬱になった。
スイムの3周目は、ブイを回らずに岸壁にある階段から上陸する。
海草で滑らないように注意しながら階段を上り、タイムをチェックする。
33分ちょい…やはりペースはイーブンで、想定していた35分より少し速いくらいだ。
岸壁の上の遊歩道を少し走って、バイクトランジッションの入り口ゲートにある計測ポイントをくぐったときがスイムのラップとなる。
タイムは33分49秒(61位)だった。
自分のバイクラックの前でウエットスーツを脱ぐ。
久しぶりなのと、ウエットスーツ自体が相当古くなっていたのとで、なかなか脱げない。
ふくらはぎで手間取ってしまい、バランスを崩して危うく転びそうになった。
なんとか踏ん張ってから、今度は落ち着いて足首を丁寧に抜いて、やっと脱ぐことができた。
スイム終盤から降り出した雨は、段々と激しさを増してきた。
タイヤの水跳ねをまともに受けながらバイクスタートする。
サングラスが邪魔になるかとも思ったが、曇ることもなく雨粒よけになってくれていた。
スイム後のバイクも当然久しぶりなので、序盤はいつもより1枚軽いギアから走り始める。
塔ノ尾の上りに入ると、また多くの選手が目の前に見えてくる。
調子がイマイチといえども、上りに入って他の選手が弱っているとなれば別である。
ここぞとばかりに前の選手を捉えることができた。
スイムで抜いていった道端カレンさんもその中にいる。
ずいぶん離されているかと思ったら、意外と早く追いついた。
下りに入ると、心配していたとおり雨の影響でブレーキの効きが悪かった。
塔ノ尾の頂上からの下りは特にテクニカルなので、慎重に下る。ここから少し気になったのは、キープレフトで走る選手が少ないことだ。
中には下りでもたついているにもかかわらず、端に寄らない選手もいた。
右行くよ~」
何度も声をかけながら追い抜く。
しかし、そうやって追い抜いた選手も、引き離しきれないのが現状の悲しいところ…追いつかれては上りや下りで抜き返し、
なかなか順位の上がる気配がしなかった。
「原さ~ん、がんばって~」
大島造船所に勤める、地元選手で親交のある原さんだ。
いつもならもっと引き離しているはずなのだが…すぐ後まで迫ってきていた。
大島造船所の敷地内に入るコースで折り返すときには、はっきりと姿を確認できた。
バイクフィニッシュの降車ラインで止まり、少し後を見ると原さんは僕のすぐ後にいた。
トランジッションでは僕のほうが速く、先にランスタートする。
バイクラップは1時間17分54秒(44位)と、こちらも想定内だ。
岸壁の上の遊歩道を走り出してしばらくして、シューレースが解けているのに気づいた。
雨で濡れて緩みにくいはずなのに…こんなところで少し足止めを食らってしまった。
もともとランに一番不安がある上に、バイク後のランも久しぶりである。
また、練習再開後はバイクからランの練習は一度もやったことがなかった。
焦っても仕方がないので、落ち着いてシューレースを結びなおす。
その直後、原さんが僕の背中をポンと叩いて追い抜いていった。
シューレースを結んですぐに追いかける…といってもこちらの勢いがないので、ずるずる離されていく。
心配していたほど脚の重さは感じなかったが、やはりペースは上がらない。
寺島大橋の上りは今まで走ってきた中で一番つらく感じた。
とにかく歩かないように一歩ずつ足を前に運ぶ。
少し勾配がゆるくなったところで、走りに少しリズムが出てきた。
脚の運びが不安定で、時折膝が落ちそうになるのをぐっとこらえる。
1kmごとにペースを確認すると大体キロ5分45秒ほどである。ここまでの上りを考えると、そうは悪くないペースだ。
ここから同じペースの選手数名と併走状態になる。
まだ半分近く残っているこの時点で、無理にペースを上げると自滅しかねない。
なので、ここはじっとこらえる。
大島大橋の真ん中を過ぎて、若干下り基調になり始めたところで、併走していた選手が遅れ始めた。
と、同時にもう一人いた併走していた選手がペースを上げてきた。
6kmを過ぎ、遅いながらもそれなりのリズムで走ることができていたので、自然と体が反応する。
しばらく走って寺島大橋の手前にあるエイドまで来たとき、先ほどペースを上げた選手の脚が少し止まりかけたのを見て、
一気に追い抜いた。寺島大橋を渡って、序盤で上ってきた坂を下ると残りは3kmだ。
ファミリーマートの前を通って脇道にそれると、最初の頃のフィニッシュ地点だった運動場に続くきつい坂が待っていた。
先ほどの勢いが一気に殺されてしまう。
この坂を上りきれば、あと少し…ではなく、楽しみにしていた名物「スイカエイド」が待っている。
それを励みに悲鳴を上げる脚を必死に前へ進めた。
スイカエイドは、すぐにそれとわかるように小さなスイカの風船が頭上に吊ってある。
昨年は応援のときにご好意で一切れいただいたが、今年は選手として2切れいただいた。
スイカエイドを過ぎてから、スーパーの角を右へ曲がってしばらく行くと、団地の間にある急坂を一気に下る。
先ほどの上り坂で悲鳴を上げていた脚がさらに悲鳴を上げる。縺れて転ばないように…急ぎながら、なおかつ慎重に下った。
下りきって少し行くと折り返して、さっき下った急坂を今度は一気に上る。ここを上りきったら、残りはあと1kmだ。
商工会に向かっていく下り坂で、後から来た選手に「坂口さん?」と声をかけられた。
「去年は連続出場途切れたんですね~」
彼は数年前、一緒の宿に泊まった選手だった。そのときに連続出場中ということを話した…らしい…正直、僕は忘れていたのだが、
彼はプログラムを見て思い出してくれたようだ。
ついでに彼についていけたらよかったのだが、それも叶わず背中を見送る。
商工会を過ぎて、県道に入ったところを左折するとフィニッシュはもうすぐだ。
重い脚ながらも、自然とペースが上がる。
フィニッシュ地点の文化ホールに向かうところで、上五島大会のリレーチームでスイムを担当していただいた稲岡さんが応援してくれていた。
今回はご主人が出場しているのだ。
声援に応えながらフィニッシュに向かう。2年間…今までの競技人生で一番長く待ち続けたトライアスロンでのフィニッシュだった。
「もう少し練習できていれば…」
という思いが、無いといえば嘘になる。
しかし、現状での力は出し切れたし、自分のペースをしっかり守って走れたと思う。
レース前のコンディションを考えれば、疲労困憊でフィニッシュしてもおかしくないくらいだったからだ。
こうしてレースに出場できるまでに回復したわけだが、まだまだ体調の波が大きいのは確かだ。
思うように練習できないことのほうが多い。
しかし、長期間離れてみて思い出したレースの楽しさを糧に、これからの新たな競技人生を歩んでいきたいと思う。
坂口晃一
頚椎ヘルニアの手術から1年…このレースが復帰第1戦である。
といっても、ランに不安があったので、3種目ではなくリレー部門のバイク担当での出場となった。
エントリー時に大会会長である浅上先生にお願いして、スイムとランを担当してくれる人を紹介してもらっていたのだ。
もちろん現地で初顔合わせである。
当日の朝、バイクラックでスイム担当の長崎市の稲岡さんとお会いすることができた。
旦那様が以前この大会にも出場していて、ご自身も島原のアクアスロン出場の経験があるとのことだった。
それからしばらくして、ラン担当の地元の山下君ともお会いすることができた。
ハーフマラソンまでの経験があり、このコースでのラン12kmの目安タイムを聞くと、
なんと47分台!良い位置で繋ぐことができれば優勝も狙えそうだ。
9時にスイムスタートを浜辺から見送る。
今年の海は引き潮の遠浅で、歩く距離が長くなっていた。
スイム2kmは約660mを3周回するコースで、1周ごとに砂浜に上がってくるため、順位を確認することができる。
スタートから13分ほど経過した頃、スイム担当の稲岡さんが上がってきた。
声援を送ると元気に答えてくれた。
2周目…スタートから26分ちょっと経過した頃に稲岡さんが上がってきた。ほぼイーブンペースである。
まだまだ元気な様子で、これなら40分くらいでスイムフィニッシュできそうだ。
3周目に入ったのを見送ってから、リレーゾーンに向かった。
スタートから34分ほどでリレー部門トップの選手がスイムフィニッシュして来た。
バイク担当にアンクルバンドを渡して、さあスタート!…のはずが、審判からストップがかかる。
本来、後に着けなければならないゼッケンが前に着いていたのだ。
ゼッケンを着け直して、ようやくトップがバイクスタートした。
そこからしばらくして、2番手で長崎の高柳さん、高木さん、川田さんのチームのスイム担当、高柳さんがスイムフィニッシュしてきた。
おそらく稲岡さんは、時間的にこの次くらいのはずなので、高木さんを追う展開になりそうだ。
予想どおり、スタートから40分足らずで稲岡さんがスイムフィニッシュしてきた。
全体でも15番前後と、かなりの好位置だ。
先ほどまでリラックスムードで待っていたはずだったが、ここにきて急に心拍数が上がるのを感じる。
いよいよ復帰戦のスタートである。
スタートからいきなりの上りが始まる。
全体に緩やかではあるが、スピードを上げて走ると心拍数が一気に上がった。
2kmを過ぎてピークに到達するときにはHR170を超えている。
しかし、アップの時点でもここまで上げていたので問題なくクリアできた。
海岸線に入って、小刻みなアップダウン区間を抜け、米山に至る上りの手前で、リレーの部トップでバイクスタートした選手に追いついた。
それ以前に高木さんが追い抜いているはずである。
できれば早い段階で追いつきたいところだが…そんなことを考える前に、まずは自分の脚である。
実は宿からスイム会場に向かうとき、少し左脚の動きに違和感を感じていた。
ペダリングにスムースさが感じられない…きれいに回転できていない感覚があった。
ダンシングも、ほんの少しだがバランスが悪い。
おそるおそる米山手前の坂を上る。
ダンシングは多用せず、少し軽めのギアで回転を意識した。米山に入ってもその走りは変わらない。
序盤は脚を使わないように、そして久しぶりの米山の傾斜を確かめるように走った。
少し上ると千葉君に追いついた。一声かけて追い抜く。
不思議なもので、誰かを追い抜くと自分の調子が良いかのように感じる。
と、同時に脚自体もほぐれてきたのか、米山のピークが思っていたより早くやって来たように感じた。
米山のピークを越えると、少しアップダウンがある以外は下り基調である。前方の選手を捕らえながらペースを上げていく。
しかし、ここにきて左脚の違和感が出始めた。時々、踏み込んだ際に膝下が軽く震える。
脚全体がガクガクしてペダリングが不規則になってしまうのだ。
幸い下り区間で脚を止めることで治まってはきたが、米山の上りで出たら大幅なペースダウンは免れない。
少しペースを控え気味に2周目に入った。
米山の手前の坂に入る前に、少し後の様子を気にしてみる。どうやら高木さんはついて来ていないようだった。
まだ最後の難関である米山が待っている…ペースダウンだけはしないように注意して走った。
無理をしないように走ったせいか、2周目の米山は思ったより楽に感じる。
気を抜くと止まりそうになる勾配の箇所も、比較的スムースに乗り切ることができた。
エイドステーションを過ぎて少し上ると、あとは下り基調…しかもリレーなので、当然ランの心配をしなくても良い。
ここで少しだけ脚に力を込めてみる…と、その瞬間ふくらはぎが攣ってしまった。
バイクの距離は42km…普段の練習からすれば、どうということのない距離でまだまだ余裕があると思っていたが、
久々に味わうレースでの負荷は相当なものだったようだ。
少し回転を緩めて流し気味に走りながら、ふくらはぎの痙攣が治まるのを待つ。
幸いデッドヒートを繰り広げているわけではなかったので、時折脚を止めてみる。
開会式会場の「しおさい」横を抜けて、バイクフィニッシュに向かう港通りの平坦区間を走る頃には痙攣も治まっていた。
奈良尾大橋を渡り切るとバイクフィニッシュだ。
もちろんリレーの部トップでラン担当の山下君にアンクルバンドを渡した。
時間にして1時間35分ほど…3種目で出場した絶好調時には遠く及ばなかったが、
久々のレースを存分に味わうことができたのでとりあえず合格点だ。
山下君は予想どおりの激走でそのままフィニッシュ…リレーの部で優勝となった。